美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が
偉そうに美容業界の事を語ります。
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Posted by 仲野 蓮 - 2016.05.16,Mon
↑47:【大きければ大きいなりに】その1からの続き
http://lenstly.blog.shinobi.jp/Entry/56/
***
私は結果として自分で事業を立ち上げたけど、
今度は自分ではなく社員達のそういった権利を認める立場になった。
自分が感じたような想いを、真面目なスタッフに思わせてはいけない。
↑の派遣さんの様に、諦めさせてはいけない。という責務に追われる。
会社ってのはやはりSystematicなモノ。
就業規則にのっとり、決まった仕事を決まった時間こなし
持っている権利を行使して、自分の要求を会社に認めてもらう。
それを日々重ねる事で、報酬と福利厚生が約束される。
突き詰めて言っちゃえば、給料を少しでも払わずに沢山働いてほしい経営者と
少しでも多くの給料と休暇の欲しい社員。本来逆の要求のある立場
これをすり合わせて折り合いをつけて、会社と言う組織が成り立つ。
会社ってそんな場所だ。
それを理解して、
理解してもらった上で私はこう思う時がある。
例えば何か会社側に要求するときに、最低限の事しか言わない社員には最低限の事しか許可しない。
事務的な事しかしてくれない人には、こちらも事務的に返す。
当り前の要求を当たり前の様に言ってくる社員には
こちらも出来て当然でしょうと、当然の成果を求めさせてもらう。
そうなんだけどね、それで合ってるんだけどね。
でもさ、そういうのって嫌だなあって。
『本当はそうじゃない人たちと一緒に仕事したいなぁ。』って
分かってくれるかしら、この感覚。
ほんの些細な気遣いが、相手との距離を縮める時がある。
休みを取る時に、「明日休みますから」って言い放つだけではなく、一言添えるだけで言われた方は全然気持ちが違う。
休みを取ろうとした社員に、「また休むの?」とか余計な一言を言う。
明けの社員に、「おかげでこっちは大変だったよ」とか嫌味を飛ばす。
それが続くと、「休みにどこ行くの?」って聞かれるだけでウンザリしちゃう。
そのやり方は人それぞれだけど、そこに気遣いが出来る人は、余計なもめ事が起きにくいと私は思う。
例えばお土産なんかでも、皆で食べてねって大皿のお菓子を買ってくれるのも気持ちなんだけど
「社長、辛口好きでしたよね!」と、個別に日本酒を買ってきてくれる社員がいたりする。
すると、自分もどこかに出かけたりしたときに、その社員の為だけにパーソナルなお土産を探して買ってきたくなる
これって普通の感情よね?
もちろんお土産って、お金もかかってくる事だから出来ない事だってあるし
私みたいな立場の人間に、何を買っていいか分からないってのもあるから。そこは分かってるつもり。(もちろん強制なんかしないよ)
会社という組織であっても、そこを構成しているのは人と人って事。
やっぱり人と人だからね、してくれる事には返してあげたい。
大きければ大きいなりに、小さければ小さいなりに。
私は人間が出来ていないので、特にそうなっちゃう。
そう、有給だってその自分が休む期間働く人間もいるワケで
「休めてとーぜん!」じゃなくって
気持ちの何パーセントかは感謝の気持ちを忘れちゃいけないし
その感謝の気持ちがお互いにあれば、今度は自分が会社に残る立場になったって
『あいよっ!行っておいでっ☆』って送り出せるってなもんだろう。
感謝の気持ちが小さいのがイケナイって言ってるわけではない。
大きければ大きいなりに、小さければ小さいなりの心遣いって意味。
対会社と社員と役員
余計な事はイラナイと言われてしまえばその通り
だけど
やっぱり人と人だからね、してくれる事には返してあげたい。
私は心か狭いけど、受けた恩は忘れない。(と思う)
大事にされれば、全力でその人に受けた大事を返します(たぶん)
大きければ大きいなりに
小さければ小さいなりに
ね。
今日はこんなお話でした。
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職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。
どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。
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お気軽にどうぞ。
メールはこちら→ren@tiamat.co.jp
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