パーマをかけたものの、すぐ落ちちゃう時ってありますよね。
美容師視点から一つ まず5日で落ちるようなパーマは
そもそも失敗です。
いくら直毛でかかりにくいとは言っても、いくら美容師さんが
もっともらしい理由をつけたとしても、それはかけなおしにいくべきです。
ただ、ほんっとにバージン毛でかかりにくい人の場合
良くある事なので、気兼ねせずに相談するのが良いと思います。
んで、一回髪の毛に薬が通ると(この場合は前回のパーマを指す)
髪が薬を受け付けやすくなりますので、次には時間もそんなに
かからないはずです。
ただし、ここで注意してほしいのが、
恐らく、かかりがいまいちだったときの美容師さんの行動ッってのは、
大概、そぎを根元から多めに入れて、
なるべくふんわりみせるようにやりがちです。
これも間違いではないのですが、その状態でかかりが悪かったといって
より強い薬を使われると、今度はかかりすぎる可能性があるので
そこは注意してもらいましょう。
ココからは美容師視点のお話。
人それぞれ髪質はありますが、ストレートで細めの髪を見た時に
なんとなくかかりやすそうに見えて、シス系の薬でかかるだろうと
思って進めたのに、全然かからないって経験は
美容師であれば経験したことある人多いんじゃないかな。
また毛量も多めでしっかりあって、触ったらちょっと
キュッキュッってする感じで、キューティクルを感じられる髪質で
若干畳をイメージさせるようなくせ毛。
これもかかりにくいですよね。
前者の髪質の場合はかかり始めると、めっさかかっちゃうので
さらになかなか落ちないので
かかり過ぎには兎に角注意です。
やや強めの薬剤に大きめロットで対応しましょう。
中和後二剤のタイミングで、思いっきりシマるパターンが多いです。
後者であれば少し強めの薬でやってもらっても良いと思います。
こちらの場合は2剤でいきなりシマったりしないので
薬を強めるのではなくロットを少し細くしてみましょう。
実際に見て触った訳ではない状態での仮定の話ですが
ちょこっとだけ参考になればと思います。
自分が想像しているよりも弱かったりするパターンってのは
けっこうあるはず。
そんな時はセット剤を多くつけてね、とかその場凌ぎの言葉なんか言わずに
自分視点で弱いと感じたら、それは申告し
すぐ落ちるようならかけなおしますと、ちゃんと伝えるべき。
そして、その状態をしっかりとカルテに記入しておき
次回の糧にするんだ!
職人にも誤算はある。
決して
ごまかしのトークとごまかしのアフターカットをしてはならない!
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。
どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。
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