美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が
偉そうに美容業界の事を語ります。
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Posted by 仲野 蓮 - 2016.05.16,Mon
先日の大型連休の際、親しい人からこんな話をされた。
「大型連休に有給を使いたいって言いづらいから、休む選択肢はなかったんだけど
GW合間の平日、部長は営業職達の内々でその2日、交代で有休使って休んでいーよって言ってるらしいの
有給を使うにしても、それってなんで内々でだけでやるの?って、
そもそも情報が下まで降りてこないのに、腹が立ち過ぎて血管が浮き出てる次第です。」
この人は怒ってるので、ちょっと分かりにくいのを要約すると
つまりその会社では大型連休とは言っても、カレンダー通りに営業があり
事務方の人間達には、合間の平日に有給を合わせて超大型連休にはしないように、というプレッシャーをかけ
自分達だけはそこの日に有給をあてて、連休を伸ばす作戦を練っていたらしいという事。
実にセコイ上司たちである。
腹が立つのも、当然である。
確かに大型連休の合間の平日に、有給休暇をあてるのはしにくい社風というのはよく聞く話だ。
ハッピーマンデーの3連休の後の火曜日に有給を取って、4連休にするのも憚れるってのも本当によく聞く。
にっぽん人ってその辺の謙虚さってのが、良い意味にも悪い意味にも働くことってあるよね。
なので、ほとんどの人は
真面目に仕事をこなしつつ、力を抜くときは抜くし有給も好きなように使う。
そうしている人も多いと思う。
だけどそれが出来ない人もいる。
ちなみに↑の話に出てきた人は
他の事務職の派遣さんにもこの話をしたらしい
だけどその派遣さんは別に気にならないそうで
「あっそう。」みたいな反応だったそうだ。
おそらくほとんどの人はこの派遣さんみたいに、流しちゃうのが普通なのかもしれないね。
会社に対してそこまで期待していないというか、そっちがてきとーにやるな私も別に自分ペースでやるし、有給だって遠慮しないで使えばいいやーって。
自分も、そんな風に出来たらなぁって
悩んじゃう気持ちはとてもとても理解できる。
本来なら私に相談してきた人の言ってる事の方が正しいと思うし、そういう考えの人の方が会社に必要だろう。
ただ、現実としてそうじゃない人も多い。
それどころかなんとなく許されて、日々の職務に携わっている人だっている。
だけどそんなC調な輩にも、有給休暇や社会保険労働保険などの権利が当然ながらあるワケだ。
なので、今回の話に出てきた会社の件だって
問題の上司は事務方の職員には有給を取らせない様にして、自分達はコッソリ連休を取ろうとした行為は、あまりにもセコイし人間的に役職者的にどうだ!?ってのはあるとは思うけど
彼らにも当然の有給の権利があって、それを範囲内に行使しただけなんだから本来なら何の問題もない。
ただそこは人と人だから、ないがしろにされた方は腹も立つし
真面目にやってればやってるほど、配慮がほしいって気持ちが湧いてくるのは、当然の心理だろう。
仕事に対して意識の高い人間は、自分の中でそれなりの高いレベルのベストを尽くして仕事をしている自負がある。
だからこそ、てきとーにやって良いとこどりしたがる輩が許せない。
私にはその気持ちがよーく分かる。
大型店にいた頃、サボっている同期を見ると腹が立ったり
練習にまじめに取り組まないスタッフに、イライラしたりした。
それなのに、アシスタントという括りで自分も含まれてしまう事が心から嫌だった。
そのくせ賃金や休暇には、一流の注文をつけやがる。
年数だけ経って、一定の技術や集客できてない先輩からの指示なんか聞きたくなかった。
「会社の為だよ、お前の将来の為だよ」詭弁が詭弁でしかない上司の為に成績を上げる気になんてならなかった。
ただ、その自分とは違う感覚の社会人にだって、それなりの権利はあるわけで
最低賃金と社会保障、そして福利厚生を受ける権利は存在する。
腹だたしいけど、「それは認める。」でいいのかなって今は思える。
仕方ない事だしね。
それを取り上げることは雇われているイチ社員には出来ない。
本気でやるなら、会社のその体制を変えてしまうくらい頑張るか
派遣さんの様に、ある程度諦めて自分も自由にさせてもらうか。
もしくは今の私の様に自分の思うような会社を経営するか
突き詰めるとそうなっちゃう。
その2へ続く
***
↓【大きければ大きいなりに】その2へ続きます。
http://lenstly.blog.shinobi.jp/Entry/55/
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職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。
どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。
開業運営メール相談も受けますので
お気軽にどうぞ。
メールはこちら→ren@tiamat.co.jp
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