美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が
偉そうに美容業界の事を語ります。
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Posted by 仲野 蓮 - 2010.03.31,Wed
決まったコンセプトで、
その世界感を極めていくのはとても意義のある事だと思う。
ですが お店というのは、
基本的には顧客と一緒に育っていくものです。
基本的には顧客と一緒に育っていくものです。
自分のお店が徐々に年数を経ていくのと同じように、
お客様も少しずつ歳をとっていくもの。
美容という世界は、スタッフあっての空間、
そしてお客様あっての接客業。
接客業というものは、自分たちの好き嫌いだけで舵取りをするわけにはいけない。
しかし中にはあんまり接したくない人種も、人間だからいることでしょう。
それはしょうがない事だとは思う。
だけど
自分達の世界が気に入らないなら、来てくれなくてもイイヨ!
などと、来店されるお客様や就職先を探す美容師に対しても 選り好みをし過ぎてしまったら、
商売というのは長く続かないし、 そんな環境じゃ良い美容師が育つわけがない
商売というのは長く続かないし、
もちろん有名ブランドのように、ずっと決まったターゲットに
アプローチし続けていけるものであれば、それはそちらの方が良いと思うけど、
そうでない場合は、少しずつ内容やサービスを 変化させていかないとマズイ。
何が言いたいかと言うと、 最初に決めたコンセプトやスタッフのスタイル。
それはもちろん大事だが、それがそのままでずーっと行くと、
上にも書いたけど、常に同じくらいの世代の社員が活動し
常に同じ年代や客層をターゲットにし続けられるなら
それは逆にあまりブラさない方がイイと思うけど、
自分達規模でやっているサロンであれば
あまりにも変化をさせないでいると、必ず飽きられちゃいます。
まず念頭に置いて貰いたいのが、 一部の立地や規模、名称(世襲など)に恵まれた店舗以外は、
毎月毎月大量の新規客を見込める店舗は数少ないと言う事。
極力失客を減らすように、長く長く一人のお客様と付き合おうとするのが
美容室本来のかたちのはずです。
例えば、20代OL層をターゲットにした お店をイメージし、それで軌道に乗せたとする。
メインになっている層を失客させずに、新しい層を取り込んでいくのが 成功への近道になるのは言うまでもないけど、
やはり自分達がお客様に育ててもらうように
私達もお客様を育てていかなければなりません。
自分達もですが、お客様も少しずつ歳を重ねていく。
メインだった20代OL層もやがては30代になり
結婚されたり、出産されたりして状況が変わってくるよね。
来店される時間帯も、会社帰りの時間帯から
土日の昼間の時間とかに変わってきたりもしてくるワケだ。
その少しずつ変化するメインの層に飽きられる、呆れられるようだと 絶対にうまくはいかない。
もちろんそこの層だけに執着して、 新たなる顧客確保を妨げるようになってしまうのは論外だけど
長くお付き合いいただいているお客様達に
なんだか最近店の雰囲気変わっちゃって、 あんまり落ち着けないわぁ。。
などと思われないようにしないといけませんね。
なるべく柔軟に対応していきたいところです。
まったくテーマを絞らずに、手広くやり過ぎて コンセプトが見えづらくなってしまい、店舗の個性が 著しく失われてしまうのは、お話になんないけど
『自分達のこだわりの世界はコレなんだ!』
と、自分の想いを優先させ過ぎて勝手に門戸を狭くしちゃうより
お客様や他のスタッフと共に、居心地のいい空間を育てていく方が
最終的に自分の一番イメージした箱に近づいていくはず。
今日はこんなお話でした。
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プロフィール
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仲野 蓮
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非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。
どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。
開業運営メール相談も受けますので
お気軽にどうぞ。
メールはこちら→ren@tiamat.co.jp
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