美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が
偉そうに美容業界の事を語ります。
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Posted by 仲野 蓮 - 2013.06.28,Fri
最近のティアマットはなかなか好調である。
去年よりも社員数が増えたので、具体的にどれくらい数字的にイイのか?って事はキチンと言えないんだけど、売上自体は実に前年比の大体117%くらいの伸びを示している。
これは安定期を迎えた後の数字では、過去最高の成長率である。
ダメが始まると、ダメな状況に加速が付く【ダメスパイラル】と言うのはホントなかなか止めれられない。
(例)売上が下がる→お金が無い→設備投資出来ない→社員の士気が下がる→顧客がそれを感じ離れる→売上が下がる→広告が打てない→売上が下がる→以下繰り返し
でも逆の好調の【イイスパイラル】はどうかと言うと、「簡単に止まってしまうモノ」だから気が抜けない!
だからこそ好調期に「結果がよければ、今まで通りでOK」ってのはマズイと私は考えている。
私が常に意識している事。
『好調の時ほど、さらなる増加を狙え!』
言いかえれば
『好調の時ほど、次の手を早く打て!』
である。
これがどんなことか?
今日はそんなお話です。
***
前文で「ティアマットは現在好調である!」って書いたけど
私はここ数カ月の好調の理由を探るべく、色々と数字を見比べてみた。
現在私を含めると切り手(技術者)は5名、
数字が横這いな技術者も居れば微増している技術者もいる。
全体的になめすと大体105%くらいの伸び率だった。
個人売上の伸び率は105% ←ここがポイントになる。
そうこのティアマットの好調を支える数字は、実は個人個人の売り上げが117%伸びて、この結果になったのではないコトに注目しなければいけない。
つまり『新規や指名の決まっていないフリー客の増加が、今現在のティアマット好調の理由である』ということ。
顧客になっていない層の増加による売上増加。
これは顧客中心の接客業において、注目しなければいけない事の一つだ!
フリー客(新規客を含む)が増加する。
どこの店舗でも新規客は欲しいモノ、これ自体は非常に喜ばしい事である。
ただしこのフリー客が増えすぎてくると、『売上の予想が付きにくくなる』という弱点も同時に持っている事を覚えておかなければイケナイ。
と、いうのは
フリー客と言うのは、文字通りフリーであるお客様なので定着率が低く
複数の店舗を行き来している人も少なくなく、きっちり事前予約を決めて来てくれる人は、顧客よりも圧倒的に少ない。
その為、天候や交通状況、時節などの理由によって簡単にキャンセルされてしまう事が多いのだ。
さらに言うとホントに些細な理由(その日冷房がきき過ぎていた。など)で失客になってしまうケースも多々ある。
つまり【いま来てはくれているけど、アテにはし辛いお客様。】フリー客というのはそんな存在なのだ。
きっとこれは同業以外の人達も頷いてもらえる部分だと思う。
ただし、プロスポーツ(特に代表戦)を盛り上げる人達の大半がにわかファンなのと同じ様に、ここの層(フリー客)が増え、盛り上がり始めると【人気を加速させてくれるありがたい存在】なのも重要視しなければいけない。
・この層のお客様達をどう付き合っていくのか??
・にわかファンを顧客へと、どう進化させるのか?
ここが今回の【好調の時ほど次の手を早く打つ】ってポイントになる。
先日朝礼で『現在ティアマットの売上がなぜ好調なのか?』って言うお題の【次の手を打つミーティング】を行うように指示した。
翌週、早速上がってきた報告を聞く
・ポスティングの効果が出ているから
・ティアマッター(表に出している手書きのツイッター)で興味を持ってもらえている
・ネット予約の充実による当日予約の増加
・創業13年というのが浸透してきた安心感
・人数が(スタッフ数)が増えたことにより、当日予約の取りこぼしの減少
・ティアマット新聞やしおり(うちの販促アイテム)の配布
・年中無休(火曜日も営業)が浸透してきている。
などなど
うん。
これは確かに何故好調か?っていうお題に沿ったミーティングをした結果だと思う。
だけど、この↑に上がった報告というのは
全て今までに私がヤレって指示したモノの結果が良かったって話だけでしかない。
つまりミーティングで出た話し合いは
【私が考えた作戦の結果報告】であり【私の作戦の成功例】を再確認しただけである。
これでは足りない!
これでは先の手を打つってコトにはならないのだ!!
言いたい事分かってくれるかしら?
ちなみに
・ホームページが少し古くなってきている気がする
や
・配布している新規客用クーポンとキャンペーンを連動出来たりしないか?
っていう意見もちょろっと出たらしい。
であるなら、
・その打開策には○○という方法があり
・それをどこに依頼しないといけない。などなど
問題提起だけでなくう、『誰がいつまでに何をやるかを話し合べきだ!』
確かにそれなりの話し合いになったんだろうし、一人だけずっと喋っている訳ではなくそれなりの意見が出たっぽい。
でも上の報告だけで終ってしまったら、それは【次の手を打つミーティング】にはならないのだ!!
『問題点を上げる事だけでは、ミーティングは完結しないのだ』という事を覚えなければならない。
解決への道筋をキチンと考える事が大事なのだ。
「ここを指摘できるなんてスゴイ、自分って良く気が付く!」
【問題提起すればミーティングに参加してるという】考え方ではいつまでも下っ端だ。
指摘できるのは確かに偉い、何も言わないよりは遥かに良い
でもそこで思考が止まれば
何もしないのと一緒だ。ミーティングの意味がない!
私が皆にやって欲しいのは
こういった状況で、そういった(今は良い)結果が出ている今
それを踏まえて【次に何をするか?】を話し合って欲しいのだ!
つまり、
・今、せっかく好調なのだからこそ出来る事があるはず。
・現在、人員が足りてるからこそ出来る事があるはず。
結果が良いからって、今の状況を甘んじているようではイケナイ
じゃないと、せっかくこれだけの人数が集まった会議なのに
私一人で考えたコトさえ凌駕していないコトになっちゃう。
***
私は前回の↑ミーティングで上がった報告を貰った時に、瞬間的に【次の一手】がいくつか閃いた。
例えるなら、創業13年が安心に繋がるというなら
・もっと創業13年を前面に出したチラシを作って
・さらに地元に長く住んでいる人をターゲットにしたキャンペーンを組んで
・ポスティングや折り込みチラシを地元中心に行う。
これだって、↑に上がった結果の中から3つをくっ付けた【次の一手】になる。
また、スタッフ数が増えた事によって時間的に余裕があるのであれば
普段出来ない様な長いメニュー(超ゆったりトリートメントなど)をキャンペーンに打ちだしてみたってイイと思う。
今現在ティアマットには9個の脳があるのだから、ミーティングだって【次の一手】だって
単純に9倍濃い内容になる事を期待したい。
こうやって【次の一手】を考えて実行していくからこそ、お店が徐々に賑やかになり、【にわかファン】が増え。
皆がソレを意識しているから隙が減り
さらに「あ、ここって流行ってるんだ!」という認識をしてもらえて
「ちゃんと事前予約しないとイケナイ」って思ってもらえるようになり、
にわかファンが【堅い顧客】になってさらなる店舗の成長に繋がるんだと私は思う。
私はある程度、【人が人を呼ぶ】ってのは商売における鉄則だと思っているし
【お金のあるところにお金が集まる】ってのもなんとなく肌で感じてる。
『良い時ほど次の手を打つ』
イイスパイラルを続けるには、これっきゃないと思う。
去年よりも社員数が増えたので、具体的にどれくらい数字的にイイのか?って事はキチンと言えないんだけど、売上自体は実に前年比の大体117%くらいの伸びを示している。
これは安定期を迎えた後の数字では、過去最高の成長率である。
ダメが始まると、ダメな状況に加速が付く【ダメスパイラル】と言うのはホントなかなか止めれられない。
(例)売上が下がる→お金が無い→設備投資出来ない→社員の士気が下がる→顧客がそれを感じ離れる→売上が下がる→広告が打てない→売上が下がる→以下繰り返し
でも逆の好調の【イイスパイラル】はどうかと言うと、「簡単に止まってしまうモノ」だから気が抜けない!
だからこそ好調期に「結果がよければ、今まで通りでOK」ってのはマズイと私は考えている。
私が常に意識している事。
『好調の時ほど、さらなる増加を狙え!』
言いかえれば
『好調の時ほど、次の手を早く打て!』
である。
これがどんなことか?
今日はそんなお話です。
***
前文で「ティアマットは現在好調である!」って書いたけど
私はここ数カ月の好調の理由を探るべく、色々と数字を見比べてみた。
現在私を含めると切り手(技術者)は5名、
数字が横這いな技術者も居れば微増している技術者もいる。
全体的になめすと大体105%くらいの伸び率だった。
個人売上の伸び率は105% ←ここがポイントになる。
そうこのティアマットの好調を支える数字は、実は個人個人の売り上げが117%伸びて、この結果になったのではないコトに注目しなければいけない。
つまり『新規や指名の決まっていないフリー客の増加が、今現在のティアマット好調の理由である』ということ。
顧客になっていない層の増加による売上増加。
これは顧客中心の接客業において、注目しなければいけない事の一つだ!
フリー客(新規客を含む)が増加する。
どこの店舗でも新規客は欲しいモノ、これ自体は非常に喜ばしい事である。
ただしこのフリー客が増えすぎてくると、『売上の予想が付きにくくなる』という弱点も同時に持っている事を覚えておかなければイケナイ。
と、いうのは
フリー客と言うのは、文字通りフリーであるお客様なので定着率が低く
複数の店舗を行き来している人も少なくなく、きっちり事前予約を決めて来てくれる人は、顧客よりも圧倒的に少ない。
その為、天候や交通状況、時節などの理由によって簡単にキャンセルされてしまう事が多いのだ。
さらに言うとホントに些細な理由(その日冷房がきき過ぎていた。など)で失客になってしまうケースも多々ある。
つまり【いま来てはくれているけど、アテにはし辛いお客様。】フリー客というのはそんな存在なのだ。
きっとこれは同業以外の人達も頷いてもらえる部分だと思う。
ただし、プロスポーツ(特に代表戦)を盛り上げる人達の大半がにわかファンなのと同じ様に、ここの層(フリー客)が増え、盛り上がり始めると【人気を加速させてくれるありがたい存在】なのも重要視しなければいけない。
・この層のお客様達をどう付き合っていくのか??
・にわかファンを顧客へと、どう進化させるのか?
ここが今回の【好調の時ほど次の手を早く打つ】ってポイントになる。
先日朝礼で『現在ティアマットの売上がなぜ好調なのか?』って言うお題の【次の手を打つミーティング】を行うように指示した。
翌週、早速上がってきた報告を聞く
・ポスティングの効果が出ているから
・ティアマッター(表に出している手書きのツイッター)で興味を持ってもらえている
・ネット予約の充実による当日予約の増加
・創業13年というのが浸透してきた安心感
・人数が(スタッフ数)が増えたことにより、当日予約の取りこぼしの減少
・ティアマット新聞やしおり(うちの販促アイテム)の配布
・年中無休(火曜日も営業)が浸透してきている。
などなど
うん。
これは確かに何故好調か?っていうお題に沿ったミーティングをした結果だと思う。
だけど、この↑に上がった報告というのは
全て今までに私がヤレって指示したモノの結果が良かったって話だけでしかない。
つまりミーティングで出た話し合いは
【私が考えた作戦の結果報告】であり【私の作戦の成功例】を再確認しただけである。
これでは足りない!
これでは先の手を打つってコトにはならないのだ!!
言いたい事分かってくれるかしら?
ちなみに
・ホームページが少し古くなってきている気がする
や
・配布している新規客用クーポンとキャンペーンを連動出来たりしないか?
っていう意見もちょろっと出たらしい。
であるなら、
・その打開策には○○という方法があり
・それをどこに依頼しないといけない。などなど
問題提起だけでなくう、『誰がいつまでに何をやるかを話し合べきだ!』
確かにそれなりの話し合いになったんだろうし、一人だけずっと喋っている訳ではなくそれなりの意見が出たっぽい。
でも上の報告だけで終ってしまったら、それは【次の手を打つミーティング】にはならないのだ!!
『問題点を上げる事だけでは、ミーティングは完結しないのだ』という事を覚えなければならない。
解決への道筋をキチンと考える事が大事なのだ。
「ここを指摘できるなんてスゴイ、自分って良く気が付く!」
【問題提起すればミーティングに参加してるという】考え方ではいつまでも下っ端だ。
指摘できるのは確かに偉い、何も言わないよりは遥かに良い
でもそこで思考が止まれば
何もしないのと一緒だ。ミーティングの意味がない!
私が皆にやって欲しいのは
こういった状況で、そういった(今は良い)結果が出ている今
それを踏まえて【次に何をするか?】を話し合って欲しいのだ!
つまり、
・今、せっかく好調なのだからこそ出来る事があるはず。
・現在、人員が足りてるからこそ出来る事があるはず。
結果が良いからって、今の状況を甘んじているようではイケナイ
じゃないと、せっかくこれだけの人数が集まった会議なのに
私一人で考えたコトさえ凌駕していないコトになっちゃう。
***
私は前回の↑ミーティングで上がった報告を貰った時に、瞬間的に【次の一手】がいくつか閃いた。
例えるなら、創業13年が安心に繋がるというなら
・もっと創業13年を前面に出したチラシを作って
・さらに地元に長く住んでいる人をターゲットにしたキャンペーンを組んで
・ポスティングや折り込みチラシを地元中心に行う。
これだって、↑に上がった結果の中から3つをくっ付けた【次の一手】になる。
また、スタッフ数が増えた事によって時間的に余裕があるのであれば
普段出来ない様な長いメニュー(超ゆったりトリートメントなど)をキャンペーンに打ちだしてみたってイイと思う。
今現在ティアマットには9個の脳があるのだから、ミーティングだって【次の一手】だって
単純に9倍濃い内容になる事を期待したい。
こうやって【次の一手】を考えて実行していくからこそ、お店が徐々に賑やかになり、【にわかファン】が増え。
皆がソレを意識しているから隙が減り
さらに「あ、ここって流行ってるんだ!」という認識をしてもらえて
「ちゃんと事前予約しないとイケナイ」って思ってもらえるようになり、
にわかファンが【堅い顧客】になってさらなる店舗の成長に繋がるんだと私は思う。
私はある程度、【人が人を呼ぶ】ってのは商売における鉄則だと思っているし
【お金のあるところにお金が集まる】ってのもなんとなく肌で感じてる。
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非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。
どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。
開業運営メール相談も受けますので
お気軽にどうぞ。
メールはこちら→ren@tiamat.co.jp
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