美容業界に一度足を踏み入れてみると、
かなり矛盾の多い業界な事に気がつくはず
その矛盾点などはこの先もずっとこのコラムで書き続けていきたい。
まず、この業界に入った人間のほとんどが辞めていく現状があります。
30歳までに実に80%以上の人間が美容師を辞めていくと言われてる。
また、女性の職場であった世界へ男性が進出したまでは良かったのですが
では美容師の将来ってなに?
って聞かれると美容師の将来の夢、将来性の話をすると独立開業以外の
選択肢はないように見えるのが現状で、
実際にサロンで働いている人間に聞くと、いつかはやりたいです。
って人か
先のことをまだ考えていないひとがほとんどです。
もちろん若いうちに独立して、起動にのせたいってのは当然の心理です。
私はよく言いますが、独立開業するってことは決してゴールではなく
スタートラインにやっとたつことです。
ただ25で開業しても40で開業してもやることは一緒です。
あえて言いますが
美容師のピークってのは、他の職種と比べてピークが短い。
そして、100万円の仕入れで110万円儲かる仕事があったとする。
また、
もう一つ1000万円の仕入れで1010万円儲かる仕事があるとしよう。
儲けは同じ10万円だ。
でも世の中の評価は違う。
絶対に後者の方が評価され前者は低く見られてしまう。
世の中なんてこんなもんだ。
美容業を営む会社(お店)が世の中にどれくらいあるか
知って居る人はどれくらいいるのだろうか?。
25万件とも30万件とも言われるこの業界。
実は私も正確には知らない。
それは開業する時はとうぜん営業許可を申請するが
引退、閉店おめでとう!ってなるケースは意外と少ない。
そしてこの業界の70%のお店は1〜2人でやって居る個人サロンという現実がある。
つまり一部の都心部大型店を除いて、
ほとんどの美容室がさっきの110万円の美容室だともいえる。
こんな美容業界の現実を、これからサロンオーナーになろうとする人間は
意外と全然しらなかったりする。
私は今でこそこんな事を偉そうに言えるようになりましたが
そういうアドバイスをもらえたり見れたりするモノが
開業当時あれば、もっと楽だったのにって思う時がある。
私はこういうところに協力できるよう、勉強をしていきたいと思っていて
また、文章として読んでわかるような物を作りたいなって心から思う。
私もまだ開業して10年目、まだまだ先は長いです
これから10年もその先の10年も。
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。
どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。
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