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美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が 偉そうに美容業界の事を語ります。 店舗運営メール相談も受付中:ren@tiamat.co.jp
Posted by - 2025.01.23,Thu
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Posted by 仲野 蓮 - 2009.10.29,Thu
美容師として、と言うか商売をする人全てに於いて大事なこと。
 

それは顧客をつかむと言う事。


何をそんな当たり前の事を今さら!ってのを今日は話します。
 


接客をするにあたって、そのお客様がいなければ
接客もクソもありませんね。
 
顧客の数を増やす方法と言うのは、自分の指名を増やす事。
増やすためにはどんな事をしてますか?

 
まず大事な事と言えば【呼ぶ】 と言う事


どんなに素晴らしい店で、
いくら優れた技術者とサービスがあったとしても

そこを誰も知らなきゃ意味がない!
 
宣伝広告やチラシ、お金のをかけるものから
ポスティングや街頭ビラ配りなど、自分たちの足と手で行うもの。

生き残りをかけて、各店各自必死になってやっていると思う。

そして、丁寧なカウセリングと内容の濃いサービス。
満足のいくスタイルを提供する。


うん。
 
 
ここまでは最低限出来て当たり前。
 
出来てなきゃ一人前と言わない。
もっと言えばこの世界で商売しようなんて考えないほうがイイ。
 

そしてよく耳にし、【呼ぶ】に対してとても有功なのが【紹介】言うモノ。
 
 
つまり口コミだ。

 
平たく言ってしまえば、来店もらった人に自分を宣伝してもらう事。
お金もかからないし、イイ噂が独り歩きすればその効果も絶大である。
 
この口コミ、単に人から人へと言うものから、紹介を促すようなサイトや雑誌も沢山ある。
 
金銭的に許せばそれを利用するのも、もちろんイイ
 
 
 
そして最後に、【呼ぶ】に答えて来てくれたお客様をきちんと【取り込む】。これが大事
 

こうやって顧客の数は増えていくもの。

当り前のことを言ってるけど、商売と言うのはこれを繰り返して行くことに他ならない。


ただ、ここでちょっと考えてほしい。
 
今まで取り上げていたのは、あくまでも自分のお店に来てくれてから
『さぁどうする?どうしていこう!』と言うモノ。


【呼ぶ】為に大きなKeyとなる口コミ、紹介


これは何も来店された方からのみ履行されるわけではないのだ。



何を言っているかと言うと、

「自分から外へ出て、アピールをして来い!」と言う事。
『自分(お店)をアピールしてお客様を呼んで来い!』と言う事。
 

思い返せば、皆新人技術者だった頃は色んな所から集客しようとしたはずだ。
 
自分の努力で身につけたその技術を振るいたい
そういう熱い気持ちがあったはず。

いつからかそういう努力を怠って、
来たお客様をだけを仕上げる事しかしなくなる技術者は多い。

新規フリーの少ないのを、お店のせいだけにしている人も多い。
 


しかし、人気のある美容師は、様々な人脈から得た顧客も沢山もっているケースが多い。
 
さらに人の輪の中において、自分の場所を作るのが上手い。
 
そういう人間はやはり人気がある。
 

 
そう、【呼ぶ】と言う行為をもっと積極的にすると
 
【呼んでくる】って言う事になる。

 
お店から一歩出たらもう通行人。じゃなくって
 
いつでも出せるような【呼ぶ種】を常に用意しておくのがいいだろう。
 

名刺やストアカードの類はもちろんの事
場合によっては優待チケットなんかでもいい。
心に止めてもらえるようなモノならさらにぐっどだ!
 
でも大き過ぎる割引は絶対にNGダゼ(金額を戻せなくなるからね!)
 
 
だけど、やり過ぎるのはやっぱり逆効果だし
暑苦しくなっちゃうようなのは当たり前だけどダメだ!
 (そういう痛い営業マンだって沢山見てるよね?)
 
 
「ああそういえば、どう?」

ってな具合にスマートに出来るようになれば、ナイス効果だ。
 

『知ってもらうキッカケになればなー』ってマインドが大事。


たっぷり広告費があって、立地条件にも恵まれ
集客努力をしなくてもいい店舗ならともかく、


『待ってたってお客様は来ない』と、思うべきだと私は思う。
 
 
せっかく最高のお店を作って、自信を持って施術するんだったら、
自分たちの事を知ってもらわなきゃならん。
 
その為の【呼び込む】努力をするのは、決して恥ずかしい事じゃない。
 

 
私達商売人は、一度開業したからと言って
未来永劫ずっと繁栄しつづける訳ではない。

10年経って軌道に乗ったから、
もうそういう努力をしなくてイイわけなんて絶対にない。

イチ美容技術者も、彼らを抱える美容室も
 
ずっーっと安泰なんてのは、何年経ったってやってこない。

 
集客活動のうちで、一番最初にやらなくなりがちな
【呼び込む姿勢】を時には思い出して、初心に返ってやるべきだ!
 
と、私は声を大にして言いたい。
 
 
 


「あ、そういえば確かに最近ソレをしてないな」
って思った人は要注意!
 
 
 
今すぐ財布や鞄に【呼ぶ種】を忍び込ませておこう。
 
 
 
一つ一つは簡単なこと
 
よーは、それを続けられるかどうかだ!
 

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Posted by 仲野 蓮 - 2009.09.23,Wed
私は有限会社ティアマットの経営者です。
 
いまさら言うまでもなく、ティアマットという中規模美容室の親方スタイリストです。
 
修行したのはそれなりに名前の通った老舗の大型店で
そこを辞め独立開業をしてから無事に、10周年を迎える事ができました。
 
 
修行した美容室は社員の数も多い、業界では老舗の大型店。

老舗ならではの接客や技術指導。
さらには新しい器具や薬剤の情報を入手しやすい。
などなど、メリットなども多くありましたが
形骸化されている練習内要やサービス、それをひっくるめた社員教育。

なんでこんなに効率の悪い事をやるんだろう?やらせるんだろう?
と、生意気なことを考えたのを覚えています。
 
また入社当初はこの会社を変えてやる!!
って意気込んでたりしました(笑。)出来なかったけどね!
 
 
裏通り13坪と言う小さな小さな美容室を開業してから
表通り駅前、それなりの規模のお店まで成長させてくるなか、
色んな意味で参考にしていたのは、初めて就職した老舗の大型店でした。
 
良い面も反面も両方に措いて、今でも影響はとても大きい。
 
 
 
たまたま私が開業したエリアでは大手チェーン店などの
競合は参入されてないエリアだったのは幸いだったけど、
 
少人数だから大型店の時のように人数はこなせない。
出来る人数に限界があるから、安売りなんかもそこまで出来ない。
 
もちろん、せっかく自分看板に足を運んでいただけるのだから、最大限のサービスは当然やらせてもらいます。

だけど、

どうしても個人の力では、できるサービスに限界もあり
どうしても見劣りする部分があるのも、正直な所だった。
 

そこで考えた、
 
大型サロンとは勝負する場所が違う。
 
『小規模サロンの良さってなんだ?』

 
小規模サロンが出来る大体の事は大型サロンも当然こなせる。
小規模サロンを求めるお客様は何を期待してるのだろうか?
 

それはなんだろう?
 
 
私は【自分だけにかけてもらえる気持ち】の重さと量だと考えた。
 
 
こんな事を口に出して比べたりするのは反発も多いと思うけど
反論も承知であえて言いたい。
 

小規模サロンの美容師は、大規模サロンの美容師よりも
より深くお客様の事を掘り下げて考えている事が多い。
そして一人一人を大事にしている美容師が多い。
(もちろん必ずって言う訳じゃない)
 
 
でもそれが本当であれば、お客様はみんな小規模サロンに行った方が得じゃん。
 
うん。
そうかもしんない。
 
 
でも、実際には小規模サロンは次々淘汰されて
残るのは大型店だったりするよね?
 
 
じゃあなんで大型サロンには人が集まるの?
 

大資本だから?
 
 
そうじゃない。 
 
 
【大型店の魅力ってなに?】
 

一言で括るのは難しいけど、それは『安心』なんだと思う。
 
立地と間口の広さの問題もあるけれども、
『安心』そうに見えるから、大型サロンへ足を運ぶお客様が多いのだと思う。
 
 
大型サロンは確かに一人一人のお客様に対して、慎重じゃない美容師が多いかもしれない
 
でもそれは、単純に末端の社員にその思いが伝わらないだけ。
 
 
じゃあ、なんで伝わらないの?
 
 
それは自分(美容師)の作業を全体の一部としか考えてないから。
自分一人が頑張っても、流れ自体は変わらないと思われてるから。
そして何より、上の人間の意思と自分は関係ないと思っているから。
 
 
『小規模サロンの魅力って、そうならない事じゃない?』

少なくとも私は、そういう部分を反面に小規模サロンを造ったよ。
 
 
同じような事考えてちゃ、勝ち残れないよね。
それこそ資本が違うんだからさ。
 
 

私達美容師の商品と言うのは技術者そのもので
技術者が作るスタイルが商品であり看板なワケだ。

技術は持っていて当たり前。
その上での魅力、そしてそれを行う場所。
 
小規模サロンは、その個人の看板力がテーマになってくる。
 
 
スタートはそれを意識していても、毎日が過ぎるうちにどんどんその気持ちが薄くなってしまいがちで
また下が増えてくると、その意志も伝わりにくくなってきちゃう。
 
規模はまだ全然小さいのに
【大型サロンの良くないマインド】が芽生えてしまう事を私はとても恐れます。
 
 
 
『お客様は流れていくもの。』これは事実です。
 
小規模サロンから小規模サロンへ。ってのは同じフィールドだから
単純にそちらの担当さんの方がウマが合った。
って事でこれはしょうがない。
 
でも効率優先の大型店に行かれてしまうって事は
例えば駅前で便が良いとか、価格的に安いサービスがあるなど含めて
自分達の人間力よりシステマティックな便利力を評価されたって事
 
 
もちろんお客様、個人個人好みがあるのも当然です。
 
さらに大型サロンのサービスに、見習う所が沢山あるのは事実。
大型サロンのシステムにかなわない部分があるのも事実。
 
 
 
この文章を書くにあたって
開業してから、ずーっと長く通って頂いている方に聞いてみた。
 
 
「どうして、ずっとティアマットに通ってくれてるの?」
 
 
「だって蓮さんがそこに居るから」

思わぬ返答に思わず泣いた。
 

自分ブランドのサロンに、わざわざ通って来てもらう事の難しさと有り難さ
そして何より、自分がいるから通ってくれていると言う、とてもありがたい事実。
 
 
この事は開業からどれほど時間が経っても忘れてはいけない。

絶対に慣れちゃならんのだ!
 
 
そういう気持ちにそれ以上の想いをこめて言いましょう。
 
 
 
「ありがとうございました。またお待ちしております」
 
 
 

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Posted by 仲野 蓮 - 2009.08.17,Mon
けっこう一般の人達は勘違いしてる人って多いかもだけど
美容師免許を持っているからといって、上手にカットできたり接客が出来たりするものでは決してない。
 
 
美容師は美容師の免許を取得してから、修行が始まるのであって
免許取得は美容師人生のスタートでしかないのだ。
 
 
だけど、前々からここで書いているように辞めて行く人が多い

その辞めていく人のほとんどがアシスタントと初級技術者。
実に30歳までに80%が辞めていくというデータがある。

それはやはりこの世界の面白さと、大変さを秤にかけたときに、
面白さを勝たす事が出来なかった残念な結果だと思う。
 
 
しかしそれは仕方のないことだし、
楽しさを教えてあげれなかった
私達先人美容師のセイとも言える。
 
 
 
世の中には今現在自分がやっている仕事を、
100%満足して生活できている人は少ないかもしれないね。
 
 
美容師を辞めてしまった後、美容と関係のある仕事に就く人もいるだろうし全然関係のない仕事に就く人もいるでしょう。

また、もう一度学生に戻り違う専門職を目指す人間もいるだろうし、大学を目指す人間もいる。
 
 
 
ただ、何となくうちらの美容業界は一度離れてしまうと
もう二度と戻れなくなってしまう業界のようなイメージが働いている人間にはある。
 
それはもしかしたら【メインで働けるピークの短い業種】である。
と言う事実と関係のある事なのかもしれないけれど、

一度美容業界から離職して、もう一度美容業界に戻ってくる人間も実は多かったりする。
 
 
そこで考えてほしい、美容師という免許には更新がないのだ。

一度取得した美容師免許は返還する義務も無いし一生モノなのだ。
持っているだけじゃなんの意味のない免許かもしれないけど、
 
もう一度美容師として仕事がしたい!と考えたならいつでも復職できるのが
美容師と言う仕事のメリットでもあるという事なのだ。
 
確かにブランクと言うものは、簡単には埋まるものではない

けど修行をやり直す気さえあれば、意外と門戸の広い業界であることも忘れてはならない。
 
 
 
もちろん、都内の有名大型店などに新卒の美容師たちに交じって
年下の先輩たちに使われながら修行するのは色々としんどいと思う。
 
 
でも美容室と言うのは、そういうお店ばかりじゃないよね?
 
何といっても、この業界の70%以上が2人以下のサロンなんだから。
 
 
 
ちなみにうちの社員(来年の新卒も含めて10名)の中で
一度美容師を離れたり、一度社会人を経験してから
美容学生に戻って、改めて美容業界へ進もうとしている人間が2名いる。
 
 
一人はいよいよ技術者デビューする直前まで来たけど、

現在28歳
ブランクありきの復職だったから、ここまで来るのに
心身ともに新卒の子よりも苦労したなーって見てて思う。
 
 
美容師になるべく入る美容学校には、美容がやりたくて来る志の高い子と、

大学にいけるだけの努力もする気も無い、
だからと言ってすぐ働く気も無い。
って子も混じっている。
 
もしかしたら、残念ながら後者のが多い現在かもしれん。
 
これは以前も書いたよね。
 
 
 
そんな中、一度美容師を離れもう一度仕切りなおそうとする彼らを見て感じるのは、【自分を楽な方へと逃がさない強さ。】
 
もう無駄にしないぞ!

て言う信念を感じる時がある。

 
私はそんな彼女達を雇えて良かったな。と素直に思う。
 
 
 
ブランクはあれども、もう一度仕切りなおそうとしている人間こそ雇用したい。

そう考える経営者も絶対に多い。
 
 
 
ただし、何かがイヤで一度美容業界を離れたのであるのならば、
何がイヤでその職を離れたのかを、自分で納得できるように消化できなければ

きっとまた同じように、美容業界についての不満や悩みが出てくるだろう。
 

だから、それを消化してその先に進むぞ!

 
と、言う気持ちになれれば前向きになれるはずだし
前向きになれれば、以前は感じれなかった楽しさも沢山見えてくるに違いない!
 
 
 
一度離職をして、再びこの業界に戻ることは
みんなが考えるほど敷居の高いものではない。
 
遠回りした時間は、確かに惜しいかもしれないけど、
その遠回りを知っている人は、無駄に時間を消費しない。
 
 
そこで言いたい。

 
前を向けるならブランクなど気にするな!
 
 

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Posted by 仲野 蓮 - 2009.07.22,Wed

「なぜ美容師になったの?」とはよく聞かれますが、

「なぜ独立開業したの?」とはあまり聞かれません。

 

それは【美容師の将来ってのは、独立開業が夢である。】

と、そう考えている人が多いからなのだと思う。

 

もちろん私は独立開業だけが、美容師の生きる道だなんてまったく思ってないし、

むしろ最近では開業以外の美容人生の方を薦めたりもしてます。

 

 

開業する理由は人それぞれ

 

私は自分が勤めたいと思える美容室がなかったから。

付いていきたいと思える先人が居なかったから開業した。

 

 

開業した人であれば必ず知ることになる事なんですが、

雇われていた時の(特に大型店)自分の指名客の数ってのは、実は全然自分の顧客じゃなかったりする。

 

自分ブランドのお店になると、お客様ってのは案外ついてこなかったりするもので

例え元々務めていたお店と同じ駅で、ほんの少し駅から遠い場所に開業したとしても、

自分が期待した数字より足を運んでくれる人は、思いのほか少ないものなのだ。

 

そしてお客様だけじゃない、今まで良くしてくれてた業者さんなんかも

自分ブランドになると結構冷たいものです。(あれぇ?って思ったりする)

 

マーケットが小さくなると事で、いままで当たり前に受けていた恩恵が
なくなってしまうのが独立開業でもあるということ。

 

 

 

「開業前にどれくらいの指名数があれば開業後安心ですか?」

「月200名の指名数があれば大丈夫ですか?

 

などなど、このような質問を受けることがある。

 

 

元々のお店の規模にもよりますが

仮に200名の指名数を捌ける美容室であれば、2~3名でやっている小規模のお店という事はないはず。

 

それなりのスタッフ数を抱えるサロンだと思います。

 

よほど後ろ盾がある人でないかぎり、いきなりスタッフ5名で始められる人はいません。

 

<a href="http://lenstly.blog.shinobi.jp/Entry/10/

"target="_blank">以前のコラム</a>にも書きましたが、この業界のほとんどが

2名以下のサロンであるという現実のとおり

普通自分の力だけで独立開業する時は、資本も店舗も小規模のお店からのスタートになる。

 

人件費もギリギリの人数でやることになるでしょう。

当然、いままでアシスタントや他のスタッフに頼って行っていたサービスなどは省略を余儀なくされる。

 

入客の仕方も、今までみたいにどんどんお客様を重ねては取れない。

また予約も、基本的には完全予約に近い形を取らないとまわせないだろうし、

予約のお客様が遅れてきたり、施術内容の大幅な変更があれば、次のお客様の時間にかぶってしまうこともあるでしょう。

 

そうなってくると、絶対に200名の指名数を捌くことなどできない。

100名の指名だってそれなりに大変な数字になってくる。

 

 

指名数というのは、そのお店のその時の状況でのみ比較できるのであって

その絶対数はどのサロンでも基準になるってものじゃない。

 

実際に規模うんぬん問わず200名の指名をこなすようになるのは、大変な事だろうし、

それだけの指名を受けられるというのは、それなりの実力と人気を要する必要がありる。

 

しかし、小規模のお店で100名の指名数をこなす人よりも

技術人気共に優れているかと言えば、そうではない。

 

 

立地条件や、人数でカバーできないサービスがありつつ

その数字を維持するのはそれなりに大変だということ。

 

 

実は自分の指名顧客と思っていたお客様も

自分だけの顧客ではなく、そのお店の顧客であることが多いという事。

 

開業する前はなかなかそういう事を考えるのは難しいと思うけど、

現実としてこういうモノだ。と言うのは頭に置いておいた方が絶対イイ。

 

それだけ開業した後に自分の顧客たちが足を運んでくれるという事は

とてもとても難しく、そしてありがたい事であると認識しなければいけないのだ。

 

 

「開業前にどれくらい指名数があった方がいいか?」

と、言う質問の答えは

 

多ければ多いに越したことはないが、それを当てにしないで

新しく集客する自信がなければ開業などするな!

 

と、私は言いたい。

 

そして、開業するにしてもしないにしても

本当の意味での顧客を掴んでもらいたい。

 

 

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Posted by 仲野 蓮 - 2009.07.09,Thu

人間は暇なときほどサボる。

 

これを聞いてどれくらいの人がハッとするだろうか?

 

美容室をはじめ、飲食店や宿泊業界など

多くの商売というのは、お客様がそこにいないと商売にならない。

 

だからこそ、お客様がなかなか入りづらい時間や曜日を

工夫して呼び込むようにするのが、商売の鉄則である。

あいている時間に効率よく人を呼ぶ方法は、このコラムでも

徐々に話していきたいとは思ってますが、

各お店ごとにそういうノウハウは持っているのだと思います。

 

お客様商売は、お客様がいてナンボではありますが

だからと言ってお客様のいない時に何をしててもイイわけではない。

 

 

これは知り合いのインドネシア料理のレストランのお話。

 

ランチタイムも終わり、ティータイムの時間帯。

たまたまお客様がゼロになった時間があったそうだ。

どのお店ではたまにそういう時もあるものです。

 

 

その時、厨房にいたインドネシア人の料理人が

お客様テーブルに座って雑誌を読み始めたそうだ。

 

そこで私の知り合いでもある店長がそれを注意したところ、

その料理人は

 

「イイジャナイデスカ、お客もいないんだし」

 

 

これが間違えている事はわかりますよね?

 

 

飛び込みで入ってきたお客様からその姿がどう映るのか。

外国ではアリなのかもしれませんが、にっぽん人の中では通用しません。

 

さらに休憩時間でも無い時間にそれをするってことは

それは息抜きではなくサボるということ。

 

もっとも悪いのは、その仕事に臨む姿勢が良くないということ。

 

 

暇な時間と言うのは、どんなに流行っている店でも必ずある。

その時に息抜きをするのは良いがサボってしまっては

絶対にイケナイと言うお話。

 

 

大型店でよくある光景でこんなのがある。

 

暇な時間になった時に、技術者はスタッフルームにこもってしまい

アシスタントだけがフロアに残り、

やる気のなさそーな様子で、ぼーっと突っ立ってる。

 

なぜ技術者はスタッフルームに籠ってしまうのか?

なぜアシスタントは突っ立ってるのか?

 

 

暇な時間と言うのは疲れるし、暇はさらに暇を呼びます。

 

 

そして小規模なお店でありがちなのが、

暇な時になんやかんやで理由をつけて、早く帰っちゃったり。

逆に大幅な遅刻をしたりとか、お客様の入っている時間だけの出勤を認めたり。

 

これをやっていると、朝一の予約や受付時間ギリギリのお客様の予約を

取るのを嫌がるようになってきてしまうので危険です。

 

 

もちろん、空いている時間を使って買い出しに行ってみたりとか

お店創りのヒントになりそうな場所へ出かけてみたりするのは良いことだし

暇な時に暇を直視するよりは、景色を変えるのも

また新しく気持ちが入りなおして、とても良いことだと思う。

 

 

でもサボるのと息抜きは絶対に違う。

 

だからこそ、私は言いたい。

 

 

暇なときほど仕事をしろ!

 

仕事と言うのは絶対になくならない。探せばいくらでもある。

お客様がいるときは、どうしても優先してできないことを

その時間にするべきである。

 

 

仕事がなくって暇なんだよね~って言う人は

仕事を探す才能がないとも言える。

 

実際に暇な時に、やるべき仕事を探せる人は

いざ、お客様が混み合った時も、スマートに捌ける能力をもつ人が多い。

 

 

暇な時間を暇な時間と捉えずに、

この時間は忙しくなる為の準備の時間だと捉えるのが健全だと思う。

それの方が無駄にしないで済むだろう。

 

時間を無駄にするって事は、何よりも無駄な事。

 

 

暇な時ほど人はサボる。

だから暇な時こそ仕事をするのだ!

 

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仲野 蓮
性別:
非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。

どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。

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