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美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が 偉そうに美容業界の事を語ります。 店舗運営メール相談も受付中:ren@tiamat.co.jp
Posted by 仲野 蓮 - 2013.05.16,Thu
どの商売においてもピークタイム(混雑する時間帯)というのが存在する。
多くスタッフをかかえる店舗などは、そこに人数が揃うようにシフト調整しているのだと思う。
 
また逆に閑散とする時間帯も当然ながら存在するだろうし
その時間を使ってお昼を食べたり、普段出来ない様な事務作業をこなしているのだろう。
 
  コラム14:【暇な時ほど】よりを参照→
http://lenstly.blog.shinobi.jp/Entry/16/

 
私の経営する美容室ティアマットも、世の美容室と同じ様に土日は終日お客様の数が多く混雑しており
平日の昼間は、これもまた世の美容室と同様に、比較的閑散としている時間もあったりする。
 
 
ただ一般的なサロンとちょっと違うのが、ティアマットは東京赤坂という超オフィス街にあり
さらに駅の真上という立地条件もあってなのか、会社帰りに寄りやすい環境の為、
平日は夕方以降混みあうケースが非常に多い。
 
特に金曜日の夜というのは、平日の中でもぶっちぎりにその傾向が強く
その混雑模様は、土日の混雑を凌ぐほどの日もある。(夕方からなので時間は短い)
 
 
そんなワケでウィークデーは基本的に早番よりも遅番に人数が揃うようにシフト調整をしており
さらに年中無休の店舗な為、各自順繰り休みをずらして公休日を取ってもらっている。
 
ちなみに土日は全員早番出勤で、次いで混雑する金曜日は
混雑する夜に人数が揃うように早遅をシフトで調整し、夕方以降はほぼ全員出勤という体制を取ってる。
 
 
 
そんなティアマットのとある金曜日
 
私は社長業を午前中にしてきた関係で、文字通り社長出勤をしてきた。
 
その金曜日は普段以上に予約が夕方以降に集中しており、それとは逆に午前中から夕方にかけては、ほとんどお客様が居ない状況だった。(たまにそんな日もある)
 
その予約状況を見た私は、あちゃーって思いつつ、そんな空いている時間を皆がどう過ごしているかを観察してみた。
 
チケット類を裁断したり、各集計を纏めてグラフにしてみたりと、皆ある程度暇を持て余す事はなく、ダラダラ時間を過ごしているワケではなさそうだ。
 
だけどハッキリ言って、この時間帯において
お客様の数に対してこれだけの人数は必要のない状況。
 
 
特に午前中から午後の早い時間にかけては、丸々空いており
やろうと思えば大がかりな大掃除も出来そうな状況だった。
 
そこで管理職の人間達に聞いてみた。
 
私『今日はこんな予約状況だったけど、この空いてる時間は何やってたの?
 
「僕はホームページの作業をしてました」
 
 
『バカヤロウ!お前の話じゃあない!!!!』
 
 
ナゼ私は一喝したのか?
 
 
今日はそんなお話です。
 
 
 
やっぱり私は経営する者として、お客様の居ない状況というのは歓迎できるものでは到底ないけど
商売は常に大混雑しているばかりではないので、それはそれでしょうがないと思う。
 
問題はその空いてしまった時間に何をするかという事だ。
 
さらに言うと、個々が暇になった時の仕事ではなく
営業中に大きく時間が開いてしまいそうな時に、店舗として何をしようとしなければイケナイのか?っていう事だ。
 
 
以前暇だ暇だ言う人は、【仕事を探す能力がない】と書いたが
ティアマット一家の連中は手前味噌で恐縮だが、私が知る他の美容師達より時間の使い方が長けていて
 
比較的手の空いている人間も、それなりに自分に課せられた宿題や作業を行っており
暇な時間を上手に使っている事は間違いない。
 
私の言う【仕事を探す能力のある人間達】だ
 
だが、私が今回言いたい事は
個々が手の空いている時間に手掛ける作業とは別に
店舗自体に大きく空き時間が出来た時、管理職の人間はどういう仕事をさせないといけないか?と言う事。
 
つまりまったくお客様が居ない時間が長時間あり、さらにすぐ係らなければイケナイ仕事のない人間が複数いるってことは
 
人数と時間をかけてやらなければ出来ない作業が可能ってことだ。
 
例えるなら店舗を離れなければいけないポスティング。(チラシは大量に完成している)
椅子やワゴンを撤去しなければできない床のワックスがけ(出来るだけ毎月ヤレと指示してある)
モデルの必要な新人アシスタントのシャンプーレッスン(営業中であっても、チャンスがあればやらせるように指導してある)
 
 
管理職の人間達を集めて
 

『お前達なにやってんの?』
 
 
すると、焦った彼らはうち2人は
 
「今から△△さん(新人アシスタント)を連れて撮影に行ってきます」
「○○さん(別のアシスタント)を連れてポスティングに行ってきます。」
 
 
ちなみにその日は雨の降りそうな天気で、外の撮影には全く向かない。
そこを指摘すると、そうですよねと元の作業に戻る。
 
当然私はそんな、その場凌ぎの意見など欲しいワケではない。
 
そしてポスティングに行こうとした別の管理職の技術者に、当日予約が入ってしまい、ポスティングは別の人間に行かせる事になった。
 
それだって、一時間前二時間前に気が付いて行っていればよゆーでこなせた仕事だったに違いない。
 
 
私以外の管理職の人間達は、ナゼこういう指示が出来なかったのか?
 
こういうのは下の人間からは絶対に進言しにくい。
そりゃーそうだろう、一年目の子が上の人間に
 
「今暇なので、シャンプーレッスンしてもいいですか?」
 

 
「お客様居全然来ないので、大掃除しましょう」
 
などど、言えるわけがない。
 
それはやっぱり上の人間が進言してあげなければならない!
 
 
 
上の人間達は、下の人間よりも沢山の仕事をこなせるから、そういった役職を貰っている。
 
当たり前だが、下の人間が出来ない作業をより多くやる義務がある。
だがそれ以上に、下の人間に(自分より仕事を探す能力が低い)指示指導する義務がある。
 
「自分はコレコレやっていたから、暇じゃなかった。」
「蓮さんに頼まれた○○をやりに、外に行ってました。」
 
私はそんな報告が欲しいんじゃない。
 
 
 
仮に朝イチで出勤してきたアシスタントが、
 
「あれ?今日は午前中予約のお客様がゼロだ。まいったなぁ何しようかなぁ」
 
そう思ったとする。
 

暇な空気はマイナスなスパイラルを生む。これは皆肌で感じているだろう。
そんな時先輩技術者がこう言ったとする
 
『今日は午前中暇だね。もし12時過ぎて遅番の人間が出勤してくるまで予約が入らなかったら床のワックスがけしようか?』
 
この言葉で12時から始まる作業の予定が立つワケだ。
もし途中で電話が鳴り当日予約が入れば、もちろんそれはそれに越した事はないだろう。
 

もしかしたらワックスがけをしている最中に、飛び込みのお客様が来店されちゃうかもしれない。
 
だけど、「すみません今ワックスがけの途中なんです、○○時からでも宜しいでしょうか?」
もしくは「申し訳ありません今すぐですと、ちょっとワックスの匂いがしますけど宜しいでしょうか?」
 
こういう風に言われたお客様も、仮に次回に持ち越しになってしまったとしても
「このお店はこうやって大掃除してるのね。」って施術は出来なくともマイナス過ぎるイメージは持たないと思う。むしろプラスに働くって私は考える。
 
 
こうやって、ただ時間を空けて予定のない時間をぼんやり作るなら
何か目的をなんとなくで良いから作っておくほうが、暇な時間が長くても精神的には健全でいられるはず。
 
さらに仕事をまだ探す能力の低い新人達の、
 
「うわー今日暇でやる事ねーよ。」っていう、負の感情も防げる。
 
だって仕事って探せばいくらでもあるもんなんだから。
 
 
これは絶対に上の人間が提示しなければイケナイ事だろう。
 
 
 
もし現場の上の人間で判断つかない様な事をやらせようと思って、私(社長)に電話なりで相談してくれたとしよう
 
仮にとんでもない発案だったとしても、私はそれを怒鳴りつけたりするはずない。
 
そこはドンドンやってもらいたい所である。
 
 
そういった人間に私は役職についてもらたいし、その意見を尊重していくのだと思う。
 
 
確かに大きく時間がかかる作業や、人数の必要な作業を営業時間中に提案するのは勇気がいる事かもしれない。
 
でも暇な時間と人材をどーーんって作っちゃうよりは、いっそのこと営業を止めてやっちゃった方が良い事もあると私は思う。
 
 
こうすれば残業だって減るんじゃないかな?
 
 
今日はこんなお話でした。



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プロフィール
HN:
仲野 蓮
性別:
非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。

どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。

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