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美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が 偉そうに美容業界の事を語ります。 店舗運営メール相談も受付中:ren@tiamat.co.jp
Posted by 仲野 蓮 - 2010.12.17,Fri

 

世の中不景気らしい。

 

 

各業種、値引き合戦は激しく

郊外型スーパーやアウトレット店も増えた。

 

100円ショップを筆頭に

ディスカウントスーパー、ファストフード

 

中には足を引っ張り合っているように見える業種もある。

まぁ安い方が良いに決まってる、消費者的には大いに結構。

 

 

お寿司が100円で食べれる現代。

しかもそれがなかなか美味しいんだから侮れん。

 

見習い時代のお金の無かった時代にあってくれたらと、
呪わずにはいられない

 

 

私が就職した、1995年頃とは比較にならないくらい

一般の雑貨や食料が安くなった。(吉野家並400円)

 

 

さらに日常の様々なモノの通販が可能になり

自宅からほとんど外出せずに生活することが可能になった現代。

 

なんともまぁ便利な世の中になったものだ。

 

 

食料品や日用雑貨は、すべて大型スーパーに行けば

全て纏めて購入する事ができ、さらに安い。

おまけに営業時間も長かったりする。

 

 

今まで、鮮度では決して負けないというアドバンテージのあった

生モノ系の食料でさえ、そこには見劣りのしない商品がならび

調理されたて総菜となった食材も、時間が経過すると

タイムサービスでさらにお得感を増した商品へと変身する。

 

まったくもって無駄が無い。考えた人はすげーと思う

 

 

さらにファックスやメール一つで翌日には届くサービス。

 

元々は文房具などのオフィス用品だけだったが

今では在庫として保管できるモノ(腐らないモノ)も取り扱うようになり

日曜祝日問わず自宅へ届く。

 

本当に明日届いちゃうんだからこっちもスゲー。

 

 

そしてトドメ、都心では100m以内に2店舗はあるコンビニ

 

一昔前は、コンビニのお弁当ってマズイ栄養価が低いってのが定説でそこでのモノで食事を済まそうと考えるなら

それは【ダメ人間予備軍】のようなイメージをうけた。(気がする)

 

 

だけど今ではどうだろう?

各社の素晴らしい開発努力で、今やマズイなんて

絶対に言えない代物へと成長を遂げた。

 

 

しかし私達商売人にとっては楽観視ばかりはしていられない。

 

どこで買っても同じものを扱う小売商店からしてみると、

この状況は確かに致命的だ。

 

 

こういう状況を他の商売人と話すとき、

常にディスカウント店が悪者の様な言われ方をする事が多い。

大きな勢力は個人が特定されにくいから、
悪口も言いやすいのだろうか?

 

 

「あんなんで儲かるのかね?こっちはトバッチリダヨ!」

 

多くの人がそう口にする。

 

 

もちろん儲かるからやっているのだ。

薄利多売にしか見えないのは、認識が甘すぎる。

 

そしてこれは企業努力で成し得た結果ではないだろうか?

(陰口ばかりを言われるものではないと私は思う)

 

 

確かにそれらは小売の商店が太刀打ち出来ないような

価格やサービスもよゆーでやっているように見える。

 

お客様をガボーっと持っていってしまったのは事実だろう。

 

『大資本だから、なんでも出来るさ』

 

そんな声がそこかしこから聞こえてくる。

 

 

私の会社だって、思いっきり零細企業ど真中!

そう口にする人間達の気持ちは痛いくらいに理解できる。

 

 

だけど、その大資本に至るまでは

大資本をそこの部分にかけられるようになるまでは

それなりの努力と成果が伴わなければ出来なかったはずだ。

 

 

 

そのあおりを受けた商売をしている人達に言いたい

 

今の今まで、出来る限りの経営努力をしていただろうか?

大資本の店舗が来るまで、殿様商売をしていたりしてなかったか?

暇になったのを景気のセイにしてないか?

 

 

全部が全部そうだとは言わないけど

私の目から見て、
お店を開けているだけの商店も少なくないように思える。

 

「私達は真面目にやってるよ!」

 

という怒りの声も聞こえてくる。

 

こういう事を言うと、敵を作りそうだけどあえて言おう。

 

『真面目にやる事と、経営努力は別だ!』

 

 

後からその商売に参入してきて

新しいやり方で、その市場を持っていかれてしまう。

 

それは、元々商売をしていた人間からすると面白い訳がない。

 

が、マーケットを持っていかれるってことは

そっちの方が消費者にとって魅力があるってことに他ならない。

 

 

私の周りの商売人達は、みんな口を揃えて言う

 

「安売りのお店が増えたから、こっちの商売はあがったりだよ」

 

 

だけど本当にそうか?

 

 

確かに今までと同じように商売をしていたら

そりゃー安い方に流れていくのはしょうがない。

 

誰だって、安くてサービスが良い方が好きに決まってる。

さらに安かろう悪かろうじゃなければ願ったりだ。

 

そう言うあなただって、自分と違う業種であれば

そっち系のお店へ行ってるでしょ?

 

 

総合店が出来る前の時代は、専門店が商店として並び

そこに行かなければ、その商品は買う事が出来なかった。

 

○○屋という看板をかけて、商売を始めて

きちんと真面目に働けば、それなりに稼げた時代が確かにあった。

 

今は残念だけどその方法だけじゃ商売は成り立たない。

 

 

ハッキリ言って、大型ディスカウント店に小売店が

値引きや品数なんかで勝負したって、勝てっこない。

 

 

 

今日担当したお客様がこんな事を言った

 

「私が買いに行く魚屋では、

その旬の魚の調理方法をアドバイスしてくれるのよねー」

 

だから魚だけはスーパーで買わないのだそうだ。

 

 

それは店主の放った些細な一言が、

ただの魚屋を【魚のスペシャリスト】へと姿を変貌を遂げた瞬間。

 

胸まであるゴムの前掛けが威厳を持ち説得力を与えるのだ。

 

こうなってくれば、頭一つは確実に抜けてくる。

 

 

しかし、この先こればかりを毎回繰り返していても

そのうち言葉に鮮度がなくなり、

簡単にマネされてしまうのがオチだ、

また大型ディスカウント店に戻ってしまうだろう。

 

 

だけど会話の中の何気ない一言に、面白いヒントがあると思った。

 

 

一工夫、ふた工夫してやっと一つ頭を抜ける事が出来る。

その方法は様々だけど、何もしなければ

何も考えてないのと同じ。

 

 

こういう時だからこそ、

今は景気が悪いからショウガナイサなんて言ってないで

やれることから始めなきゃだ。

 

そうやって街を見渡してみると

結構色んなところにヒントがあるはず。

 

 

 

倦怠したときこそ、外に出よう!

 

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Posted by 仲野 蓮 - 2010.01.31,Sun

先にちょこっとだけお知らせ、というか

決めた事というか決心した事。

 

 

このコラムとは別の社長ぶろぐは、毎週金曜日を目途に更新を心がけてますが

こちらの【業界を語るコラム】は月イチにあげたい

とは思っていましたが、実際のところ不定期でした。

 

 

のでこちらは月末を目途にアップするように、していきたいと思います。

 

 

もちろん、月末までの間に何か想うものがあれば

ひと月の間で何本も書くかもしれませんが、必ず月末までに一つは更新しますので

定期的に足を運んでいただけている、ありがたい方達の

期待に応えられるよう、よろしくお願いします。

 



さてさて

 

 

少し前に美容師向けの講習をしてきました。

内容は一応接客とマナーについてなんですが、

色んな例や、私自身が経験した事をメインに喋ってきました。

 

 

内容の全部をここに載せる訳にはいきませんが、

少しかいつまんで載せたいと思います。

 

 

 

*接客&マナー講習 (都内某日)

 

 

 

 

技術指導に眼がいきがちななか、接客に目を向けて頂きありがとうございます。

今日は何故、これが必要なのかを考えましょう。

 

 

~ 中略 ~

 

 

私は最初に入社した会社は、業界でも老舗の大型店でして

その後独立した先輩技術者のお店を2年間の期間付きでお手伝いし

 

 

その後独立開業してセット面4という

裏通りに13.5坪という、小さい小さいお店を立ち上げました。

そして現在セット面8つ待合2つの、中規模のお店まで成長させる事ができました。

 

 

一応、カリスマサロン以外は見てきたと思います。

 

 

私はアシスタントの時に比較的器用で、お客様の評判の良かった人間が、

 

 

いざ出世して技術者になってデビューしたら

全然お客様が付かずに悩んで辞めて行く姿を沢山見てきました。

 

 

それは技術は一通りできるようにはなりましたが、

顧客にしていくノウハウと、自分に取り込む接客を

習わなかった、学んでこなかったからだと私は思います。

 

 

私は今年で開業して丸10年になります。

 

 

スタイリストデビューしたのは、はるか昔になりますが、

今でもデビューしたころから、応援してくれているお客様もいます。

考えてみるとそのデビューしたころの私は、

間違い無く今よりも下手だったはずですよね。

 

 

それは美容技術だけでなく、薬剤の知識や使い方だって乏しく

接客だって、言うべきにもあらずです。

 

 

今の自分と比較してるんだから当たり前の話で、

 

まさに当社比ってヤツですねw

 

 

でもその時の私は自分を売り込む為に

より納得させるスタイルにする為に、沢山の工夫をしたと思います。

 

 

これが接客の大切な部分なのだと思います。

 

 

一言に接客と言っても、意味はかなり広く

どの店舗でも同じものが通用するわけではありません。

 

 

例えば、サロンの規模と方針を考えなければいけません。

 

 

また大型店であるのか、それとも隠れ家サロンなのか。

大型店の常識とまったく違う要素が、個人店にはあったりもします。


これは言わなくても分かるとは思いますが、接客というのは触れる事だけでなく、

そのお客様が目にするものや聞く事も、接客の一部と考えなければいけません。

 

 

 

 

美容師はとかく流行りのスタイルや、新しい技術を取り入れれば

お客様満足を得られると考えがちですが、

 

 

顧客満足というのは、その当日要求したスタイルと

そのサロンに居る時間をどう過ごすかで決まってきます。

 

 

実際に完成されたスタイルを100と考えるなら

美容師視点でみたときにだいたい60%くらい充たされていれば

よっぽどの事が無ければ下手くそとは言われません。

 

 

もちろん私達は100を目指すべきですし

60で満足しているような美容師はいつまでたっても2流です。

 

 

でも60の完成度でもリターンさせる。

「上手ね!」っていわせるのが接客力だといえます。

 

 

お客様視点に立って考えなさいってのも、よーく言われていると思いますが

 

 

例えば、うちらが当たり前のように見てる髪の毛

 

 

頭に生えている時はそれを意識しないのに

一回切ってそれが床に落ちると、それは汚い物に見えてしまう事を忘れてはいけません。

 

 

きっとこれも言われた事あると思います。

切った髪の毛を見たお客様が

 

 

「うわー 沢山切りましたね~ きもちわるーい」

 

 

気持ち悪いって本当に言うんですよ、結構な人数の人が

 



さらに「貞子みたーい」とか言う人もいるんですが

その時は貞子は髪じゃねーってツッコんどきましょう。

 

 

でもこれがお客様視点

またそれが他人の毛だと、なおさら汚く思うと言うのもさらにあって

シャンプーが終ってセット面や、床に髪の毛が落ちているなんてもってのほかです。

 

 

雑誌にはさまっている毛なんて論外です。

 




私達が見なれてしまっているものも、お客様からみるとこう見えるってのを

常に意識しながら接客する事が最高のマナーだと思います。

 

 

 

 

ここで問題です。

ラーメン屋を経営していると思って下さい。

 

 

お店の前に行列ができるくらい人気が出てきた時の選択肢で

 

 

1、テーブル(席)増やす。

2、人員を増やす。

3、厨房を広くする。

 

 

最終的には全部行うとして優先順位をつけてください。

 

 

~ 中略 (その他、こんな会話ができるといいですよーって言う話もした)~

 

 

私達から見ればその日その時間帯にくる一人のお客様ですが

向こうからみたら数カ月に一度の美容院な訳です。

 

 

こんな事言われなくても分かっているとは思いますが、

慣れてくると、これを失念しがちな業界だとも言っておきましょう。

 



さらに世間一般接客業でいわれている、タブーな会話がありますね。

 

 

~ 中略 (いくつか例を出して話した)~

 

 

担当している人だけでなく、周囲のタイム待ちをしているお客様にも不快に

思われないようにするのが、特にこの手の話をするときには注意が必要です。

 

 

ただし、この手の話(タブーな話題)はポイントを掴むと

俄然自分にとって優位に働くので、使い方を心得ると強力な武器になります。

 

 

ですがやっぱり難しいので、自分流の考え方が固まらないうちは

避ける方が得策だと思います。

 



一括りに接客マナーといっても

最初に意識するのは、これをしたら喜ぶって事よりも

これをしたら嫌がられるなって事を探して、一つずつ潰して行く事だと思います。

 

 

もちろん人各々の価値観はあると思いますが、

やはり常識という枠を離れては良い接客はできません。

 
 

 

私はたまに美容学校の教壇にも立ちますが、その時によく話題に出すのが

 

 

私はメールなどの文章で「ゎ」とかの文字を使う人が大嫌いです。と言う

すると、学生はこう返します。「今はそういう時代じゃ無いんですよ」って

 

 

でも良く考えてみて下さい。

人生80年だとして20才というのは4分の1です。

残りの4分の3が社会であり世の中です。

 

 

4分の1の常識を主張しその枠で生きるのは構いませんが

私達の商売する相手は、その4分の3であると言う事を認識しなければいけません。

 

 

個性ってのは誤解されやすいもので、派手にふるまう事指しがちですが

目立たないってのも一つの個性だったりもします。

 

 

全員が奇抜であるなら、

そのサロンのなかでは「変わってる」になりますよね。

 

 

美容師だからっていって、なんでも許される訳ではありません。(それでもダイブ緩いですがね。)

 
 

 

さらに言うと美容師はアーティストではありません。

求められる範囲と材料の中で、喜ばれるモノと時間を提供する

髪職人だと私は認識しております。

 

 

一人でやっている店ならともかく、強くマイナスのイメージをもたれるようであれば

こちらからはノーと言わざるをえません。

 

 

全てのお客様に気に入られると言うのは難しいかもしれませんが

全てのお客様に受け入れられるというのはできるはずです。

まずはこれからやっていきましょう。

 
 
 

 

これが出来るようになったら次はこんな事を意識しましょう。

 

 

先日うちの2年目のアシスタントが、朝出勤してきた私にこう伝えました。

 

 

「外の看板の清掃を次から出来なくなったそうです。」

 

 

うちのお店は2階にありましてその2階部分外側にある

看板の清掃を、普段はビルのガラス清掃の時に一緒に拭いてもらっているのですが

ちょっと材質と新しい薬剤が合わないらしく出来なくなった。と言う事らしい

 

 

その報告を聞いた後私はこう聞きました。

 

 

「で、これからどうするの?」

 

 

答えられないアシスタントを私は怒鳴りました。

 

 

お店を綺麗にしようという意志があれば、業者からの報告を受けた時に

その業者にこれからの清掃方法を聞く事ができますよね。

 

 

言われた事をただ伝えるだけの人間になってもらいたくなくって

私は怒りました。 もちろん怒る意味も伝えました。

お客様の事をホントに考えるのであれば

今度はどうしたらその人が笑うかを考えられるはずです。

 

 

2階のお店であればお帰りになるタイミングで、

エレベータを呼んでおくのだって常識です。

 

 

~ 中略 ~

 

 


と、今回はこんな感じのマナー講習をしてきました。

 

 

私が一番言いたかった事は、

気を遣っていないフリをするのが最大の気遣いだと言う事。

 

 

どの職種でも、相手が気になってしまう気遣いは

気を遣ってるとは言わないと思う。

 

 

本当に気のきく人は、その瞬間には気を遣ってる事に

周りは気がつかないものだと、私は思う。

 

 

 

 

 

 

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Posted by 仲野 蓮 - 2009.05.03,Sun

 都内美容学校での講習その3  ~前回と前々回の続き~



一人だけでお客様を一日何人くらいこなせると思いますか?


一時間おきに一人づつ来てくれれば10人カットする事は可能ですが、

普通そんなに都合よく予約は入りませんし

カットだけじゃなくパーマの人もいればカラーをする人もいるでしょう。

実際に一人でこなせる人数などたかがしれてますから、

本来なら美容業界と言うのは、共存する世界であるとも言えます。



 

ですが

都心部には美容室が集中している場所があります。

 

このエリアで一人で営業をしているサロンは少なく

さらにここはもろ商業エリアなので
お客様の取り合いになってる状態がほとんどです。

 



そして超都心部には路面店にある美容室などほとんどなく

まず空中店舗である事が多い。

私の経験上店舗というのは3階以上で成功させるのはかなり難しい。

事実階段で登ろうと思うのって3階くらいまでだと思いませんか?

 

 

そういう超都心の店舗は集客するために、お店の外に出て

ビラを配ったり、ハンティングする必要でてきたりします。

この仕事、ほとんどが一年目の仕事であることが多い。

 



私はこの行為そのものは決して否定しませんが、

お客様の少ない技術者が自分の為にやるのであれば

それは当然のことだと思うけど、

アシスタントはやれる仕事が少ないから、ビラ配りでもしてろって言う

その考え方が嫌い。

 

ビラ配りをする為に美容師になった訳じゃないでしょ?



 

それでも超都心部にこだわりたいと言うのであれば

それはそれでもいいと思うけど

 



街を歩いていて、そういう人がたくさん見受けられるような

街で私は開業したいとは思わない。

そこで働きたいとは思わない。

 


 

そして、美容業界のマーケット

こうやって拡大されていくという話を少ししましょう。

 

 

 ~~ 中略 ~~

 

 

どこに身を置くのかは自分次第ですが、

どこに自分が入ると出世しやすいかをもう一回考えるべきでしょう。

 


君たちがこれからどんな美容師になるのか?

 


自分スタイルでどんどん上っていってください。

やっぱり評価をされて出世しやすいサロンを探してほしいなって思います。

 




****


 

今回の講習の内容は大体こんな感じ

学生さんにはちょっと難しい内容だったかなぁって感じたけど

こういう授業ってきって美容学校にはないだろうから

刺激にはなってもらえたんじゃないかなって思う。

 

普段の講習ではここまで細かく喋ったりはしないで

もうちょっとぼかして喋るのが普通だと思うけど、

今の子達って、ヒントよりも自分だけのアンサーを求めると

そのクラスの担任の先生に聞いていたので、

今回はちょっと具体的な話をしてみた。

 

 

せっかく大金を払って資格を取るのだから、

チャラチャラした勘違い美容師 などにはなって欲しくない

きちんとした技術と接客の出来る一流の職人になって欲しいなって

強く思いました。

 


おしまい

 

 

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Posted by 仲野 蓮 - 2009.05.01,Fri

都内美容学校での講習2  ~前回の続き~




では今手を挙げなかった人に向けてお話をしようと思います。

開業以外の選択肢ももちろんありますね。

 

私は、この業界に於いてこの業界の将来性と言うモノを語る時に

なぜ独立開業以外の未来はないのだろうか?といつも思います。

 


350万もかけて、実際のサロンワークとはかけ離れた国家試験の為の

美容学校を卒業しないと美容師にはなれませんね。

 

それなのに就職先が美容師しかない。

そしてその将来性が薄い。

 



学校を卒業して、美容室以外に考えつく就職先と言うのは

美容学校の先生になる?美容業のディーラーになる?美容部員になる?

美容学校の先生はともかく、他に思い浮かぶ職業と言うのは

別に美容師免許がなくったってできます。なれます。

 

せっかく美容学校を卒業して、350万もかかった免許を取るんだから

私はこの業界で出世していってほしいと思う。

 

 

出世と言うのは、社会的立場が上がると言う事

そこで得る収入が増えると言う事。

 

例えば店長になる。 これはイチ技術者から出世する事になりますね。



 

大型店に入って店長になるのは簡単じゃないでしょう

それが有名店であれば尚更です。

出世と言うのは自分の地位を上げていくこと。

 

大型店の店長さんと個人店の店長さん

これは比較の対象にはなりませんし、

どちらも大変なポストでもちろん誇りを持っていい。

 


どちらかが偉いと言う話ではありません。

 

自分が得意なジャンルで進めばいい訳です

 

 

ただ折角就職するんだから、是非とも上を目指してもらいたいなと思います。


 

私が書くコラムにも先日アップしましたが

就職一社目と言うのは物凄い大事です。

 


あまり言いたくありませんが、大型店なんかだと派閥があったり

店内イジメもあったりします。

事実私が育った店舗では、今の私が反面にしている部分も

かなり沢山ありました。

 

もちろん自分の芯がぶれない人はどこへ行っても大丈夫でしょうが

入社してしまえば、どんなに学生のうちにトップでいても

成績が優秀でも、もっと言っちゃえば学校を占めていたといたとしても

一番下っ端になっちゃいます。

 

 

せっかく大金を払って取得した美容師免許を

ほとんど生かせず業界から抜けちゃうのはもったいなさすぎるので

よーく見極めて入社してもらいたいものです。

 


>> その3へ続く

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Posted by 仲野 蓮 - 2009.04.30,Thu

2009.4月 都内美容学校にて

 

 

君たちの中で将来独立開業したいって思っている人はどれくらいいる?

 

それは大体自分がいくつくらいになったらやりたいて思ってます?

 

25?30?35?40?

 

具体的にこんなかんじで、そんな場所にって決めてる人はどれくらいいます?

 

 

分かりました。 

では質問を変えて、開業した後何年間いくつまで仕事するつもりでいますか?

 

開業したらそんなに簡単にお店はつぶせませんよね?

自分の責任で開業したのですから、基本的にはずっと引退するまで

やっていく事になるのは分かりますか?

 

私達美容業界は大体全国に45万~50万人くらいの美容師がおり

22万件~25万件くらいのサロンがあると言われている。

 

これがどういう事かと言うと

平均の従業員数が2名であると言う事。

 

私達の業界と言うのは、ちょっと想像しづらいかもしれませんが

ほとんどのサロンが1~2名で営業しているという現実があります。

 

ここ東京ではそんな事ないって思うかも知れませんが

基本的に開業する時にいきなり社員5名で始められる人は

ごくごくわずかです。

 

しかし、中には大型サロンもあり

ちなみにティアマットでは8人の社員がいます。

 

つまりティアマットに8名の社員がいるって事は

その後ろには1名でやっている美容室が7件あると言う事です。

 

 

つまり美容業界は零細企業がほとんどを占める業界であると言えます。

 

 

今まで美容室と言うのは女性の世界で

男性美容師というのはほとんどいませんでした。

 

世に言う女性の社会進出の逆に、私達の業界は

男性が最近では台頭し始めてきました。

 

おばちゃんのパーマ屋さんと言うのは結構聞きますが、

おじちゃんパーマ屋ってのはほとんどみたことないでしょ?。

 

それ故にまだ絶対数が少ないので、比較しづらいですが

お爺さんになった美容師さんと言うのをあまり見たことないと思います。

 

 

美容師のピークっていくつくらいだと思いますか?

 

私は今30代半ばです。 美容師としての集客のピークは

もうちょっと上かなーって思ってはいますが

これが55歳であるとはちょっと思いません。

 

あえて言いますが美容業界特に美容師技術者のピークと言うのは

他の業種に比べて低いです。

スポーツ選手などと比べれば長いかも知れませんが

あちらはピークは短くとも、美容師とは比べ物にならないくらい

短い期間に収入を得続けられるので勝負になりません。

 

終身雇用制度が公務員以外になくなったとは言いますが

基本的に一般企業に勤めている人は

徐々に収入が上がるものです。

 

 

しかし私達美容師は、お客様の数イコール収入な訳で

ピークを早く迎えてしまうって事は、すなわち開業生活が

続くにつれて徐々に収入が下がってしまう事を意味します。

 

 

開業後徐々にお客様が増えて言ってそのうち2号店や

他業種に手をのばしていくから大丈夫って考えますか?

 

うん。それが出来る人は確かにいるかもしれない。

 

では最初に戻りますが、なぜほとんどのサロンが2名以下なんでしょう?

みんなピークが短いのを分かっていて、
わざわざそれをやってると思いますか?

 

 

世の中そんなに甘くないって事です。

 

 

もちろん開業に夢がない訳じゃない。

私も25で開業した時は、訳も分からずやってましたが

今は確固たる目標がありますし、
それに向けて徐々にではありますが進めてます。

夢は今でも見てます。

 

楽しいですよ。実際に自分で自分の道を決めて行く事は。

でも戻れないんです。 

誰のせいにもできないんですよ。

続けているうちはあまり評価されずにいて、

潰れたらホラねって言われるのが独立すると言う事です。

 

 

全員が開業できません。 

そして開業した美容室のほとんどが潰れます。


これが現実です。

 

一度開業したら基本的には、途中でやめる事はできません。

辞めると言う事は無収入になると言う事です。

両親がすげー金持ちとか誰かの2代目とかであればいいですが

普通はそれじゃ暮らしていけません。 当たり前ですね。

 

 

私の話をここまで聞いても、それでも独立開業したいと考えますか?

 

 

おっけい。では君達がそう思いたった時には

是非私に一声かけて下さい。 力になりましょう。



>>> 後半へ続く

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HN:
仲野 蓮
性別:
非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。

どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。

開業運営メール相談も受けますので
お気軽にどうぞ。

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