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美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が 偉そうに美容業界の事を語ります。 店舗運営メール相談も受付中:ren@tiamat.co.jp
Posted by 仲野 蓮 - 2009.09.23,Wed
私は有限会社ティアマットの経営者です。
 
いまさら言うまでもなく、ティアマットという中規模美容室の親方スタイリストです。
 
修行したのはそれなりに名前の通った老舗の大型店で
そこを辞め独立開業をしてから無事に、10周年を迎える事ができました。
 
 
修行した美容室は社員の数も多い、業界では老舗の大型店。

老舗ならではの接客や技術指導。
さらには新しい器具や薬剤の情報を入手しやすい。
などなど、メリットなども多くありましたが
形骸化されている練習内要やサービス、それをひっくるめた社員教育。

なんでこんなに効率の悪い事をやるんだろう?やらせるんだろう?
と、生意気なことを考えたのを覚えています。
 
また入社当初はこの会社を変えてやる!!
って意気込んでたりしました(笑。)出来なかったけどね!
 
 
裏通り13坪と言う小さな小さな美容室を開業してから
表通り駅前、それなりの規模のお店まで成長させてくるなか、
色んな意味で参考にしていたのは、初めて就職した老舗の大型店でした。
 
良い面も反面も両方に措いて、今でも影響はとても大きい。
 
 
 
たまたま私が開業したエリアでは大手チェーン店などの
競合は参入されてないエリアだったのは幸いだったけど、
 
少人数だから大型店の時のように人数はこなせない。
出来る人数に限界があるから、安売りなんかもそこまで出来ない。
 
もちろん、せっかく自分看板に足を運んでいただけるのだから、最大限のサービスは当然やらせてもらいます。

だけど、

どうしても個人の力では、できるサービスに限界もあり
どうしても見劣りする部分があるのも、正直な所だった。
 

そこで考えた、
 
大型サロンとは勝負する場所が違う。
 
『小規模サロンの良さってなんだ?』

 
小規模サロンが出来る大体の事は大型サロンも当然こなせる。
小規模サロンを求めるお客様は何を期待してるのだろうか?
 

それはなんだろう?
 
 
私は【自分だけにかけてもらえる気持ち】の重さと量だと考えた。
 
 
こんな事を口に出して比べたりするのは反発も多いと思うけど
反論も承知であえて言いたい。
 

小規模サロンの美容師は、大規模サロンの美容師よりも
より深くお客様の事を掘り下げて考えている事が多い。
そして一人一人を大事にしている美容師が多い。
(もちろん必ずって言う訳じゃない)
 
 
でもそれが本当であれば、お客様はみんな小規模サロンに行った方が得じゃん。
 
うん。
そうかもしんない。
 
 
でも、実際には小規模サロンは次々淘汰されて
残るのは大型店だったりするよね?
 
 
じゃあなんで大型サロンには人が集まるの?
 

大資本だから?
 
 
そうじゃない。 
 
 
【大型店の魅力ってなに?】
 

一言で括るのは難しいけど、それは『安心』なんだと思う。
 
立地と間口の広さの問題もあるけれども、
『安心』そうに見えるから、大型サロンへ足を運ぶお客様が多いのだと思う。
 
 
大型サロンは確かに一人一人のお客様に対して、慎重じゃない美容師が多いかもしれない
 
でもそれは、単純に末端の社員にその思いが伝わらないだけ。
 
 
じゃあ、なんで伝わらないの?
 
 
それは自分(美容師)の作業を全体の一部としか考えてないから。
自分一人が頑張っても、流れ自体は変わらないと思われてるから。
そして何より、上の人間の意思と自分は関係ないと思っているから。
 
 
『小規模サロンの魅力って、そうならない事じゃない?』

少なくとも私は、そういう部分を反面に小規模サロンを造ったよ。
 
 
同じような事考えてちゃ、勝ち残れないよね。
それこそ資本が違うんだからさ。
 
 

私達美容師の商品と言うのは技術者そのもので
技術者が作るスタイルが商品であり看板なワケだ。

技術は持っていて当たり前。
その上での魅力、そしてそれを行う場所。
 
小規模サロンは、その個人の看板力がテーマになってくる。
 
 
スタートはそれを意識していても、毎日が過ぎるうちにどんどんその気持ちが薄くなってしまいがちで
また下が増えてくると、その意志も伝わりにくくなってきちゃう。
 
規模はまだ全然小さいのに
【大型サロンの良くないマインド】が芽生えてしまう事を私はとても恐れます。
 
 
 
『お客様は流れていくもの。』これは事実です。
 
小規模サロンから小規模サロンへ。ってのは同じフィールドだから
単純にそちらの担当さんの方がウマが合った。
って事でこれはしょうがない。
 
でも効率優先の大型店に行かれてしまうって事は
例えば駅前で便が良いとか、価格的に安いサービスがあるなど含めて
自分達の人間力よりシステマティックな便利力を評価されたって事
 
 
もちろんお客様、個人個人好みがあるのも当然です。
 
さらに大型サロンのサービスに、見習う所が沢山あるのは事実。
大型サロンのシステムにかなわない部分があるのも事実。
 
 
 
この文章を書くにあたって
開業してから、ずーっと長く通って頂いている方に聞いてみた。
 
 
「どうして、ずっとティアマットに通ってくれてるの?」
 
 
「だって蓮さんがそこに居るから」

思わぬ返答に思わず泣いた。
 

自分ブランドのサロンに、わざわざ通って来てもらう事の難しさと有り難さ
そして何より、自分がいるから通ってくれていると言う、とてもありがたい事実。
 
 
この事は開業からどれほど時間が経っても忘れてはいけない。

絶対に慣れちゃならんのだ!
 
 
そういう気持ちにそれ以上の想いをこめて言いましょう。
 
 
 
「ありがとうございました。またお待ちしております」
 
 
 

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プロフィール
HN:
仲野 蓮
性別:
非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。

どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。

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お気軽にどうぞ。

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