美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が
偉そうに美容業界の事を語ります。
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Posted by 仲野 蓮 - 2010.07.01,Thu
私:
『そんなに数字を高く設定した事業計画で
本当に平気ですか?そこまで沢山のお客様来ますかね?』
「大丈夫だよ。だって一人アシスタントがいれば10人はできるでしょ。」
「お前だって2人アシスタントがつけば、20人くらいはこなせるだろ?」
『そんなに数字を高く設定した事業計画で
本当に平気ですか?そこまで沢山のお客様来ますかね?』
「大丈夫だよ。だって一人アシスタントがいれば10人はできるでしょ。」
「お前だって2人アシスタントがつけば、20人くらいはこなせるだろ?」
「一日20人できる技術者が4人いれば、余裕で目標クリアできるよ。」
こう言って開業した知り合いの店舗は、わずか3カ月で潰れました。
何がいけなかったのか?
近くで見させて頂けていたので、こうなる理由は山ほど目につきましたし、危険な種も沢山見受けられましたが、
一番の理由は、不透明な部分や危ない計算などが山積みだったのにもかかわらず
それをゴリ押しして、無理矢理開店させてしまった事だと私は断言する。
それをゴリ押しして、無理矢理開店させてしまった事だと私は断言する。
そして、そもそも最初の間違いは冒頭の会話に凝縮されている。
「アシスタントいるから10人は回せるでしょ?」
「アシスタント2人いれば20人いけるでしょ?」
この感覚は決して間違いではない。
私程度の技術者であってもそれは可能である。
でも、冒頭の経営者はアシスタントがいればこなせるでしょ?
と、言ってその人数をベースに事業計画を作って失敗した。
これはちょっと極端な例だったかもしれないけど、実際にあったお話。
事業計画を詰める際、
「アシスタントがいれば何人こなせるでしょ?」
「アシスタントがいれば何人こなせるでしょ?」
という考え方を最初に起こすようであれば、少し危険である。
そう、この経営者は大事なことを考えていなかった。
その【20人というお客様を、どこから連れてくるつもりなのか?】
アシスタントを1人増やせば、こなせる人数は確かに増えるけど、
アシスタントがお客様を連れてくるわけではないって事。
アシスタントがお客様を連れてくるわけではないって事。
『アシスタントというのは基本的にはいるだけでは売上はあがらない。』
まぁそりゃそうだわな。
まぁそりゃそうだわな。
もしかしたら、そのアシスタントの家族やお友達などの来店があるかもしれない。
だけど、毎月必ず10人来てくれるって人気者はまずみたことない。
そして私の経験した限りでお話させていただくなら
身内のお客様であればあるほど、正規の金額を頂く事は珍しく
マイナスにならない程度の割引をしがちで、一般のお客様よりは収益が低い。
さらにお祝い感覚で来てくれる人の方が多いので、継続しにくい。
さらにお祝い感覚で来てくれる人の方が多いので、継続しにくい。
『新しくアシスタントを入れただけでは、お客様は劇的に増えたりはしない。絶対にしない。』
アシスタントが入った事によって、回転率は当然あがるけれど、
その人数を新たに集客しなければならない。と、いう事。
その人数を新たに集客しなければならない。と、いう事。
理論上は上がる数字でも、アシスタントをいれたから
新しい技術者を入れたからといって、無条件には売上はあがる訳ではないという事。
新しい技術者を入れたからといって、無条件には売上はあがる訳ではないという事。
売上もたいして上がっていないのに、先に人員を増やすようなサロンは
よっぽど後ろに大きなものがなければ必ず潰れてしまう。
もっともお客様をいつも断ってしまって、顧客も新規もが余っている状況なら、なーんの問題はないけど、
常にそんな絶好調な店は、まぁなかなかお目にかかる事はできない。
常にそんな絶好調な店は、まぁなかなかお目にかかる事はできない。
人員を増やして、売り上げが上がらないからやっぱり辞めてください
そんな覚悟で人を雇う訳にはいかない。
そんな覚悟で人を雇う訳にはいかない。
売上キャパを上げる事というのは、当然していかなければイケナイ事だ
ただ営業努力を伴ってから、人員を増やさないと大変なことになる。
今日はそんなお話でした。
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プロフィール
HN:
仲野 蓮
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性別:
非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。
どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。
開業運営メール相談も受けますので
お気軽にどうぞ。
メールはこちら→ren@tiamat.co.jp
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