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美容室開業運営診断士、赤坂の美容室経営者プレイングマネージャでもある仲野 蓮が 偉そうに美容業界の事を語ります。 店舗運営メール相談も受付中:ren@tiamat.co.jp
Posted by 仲野 蓮 - 2013.06.28,Fri
最近のティアマットはなかなか好調である。

去年よりも社員数が増えたので、具体的にどれくらい数字的にイイのか?って事はキチンと言えないんだけど、売上自体は実に前年比の大体117%くらいの伸びを示している。
 
これは安定期を迎えた後の数字では、過去最高の成長率である。
 
 
ダメが始まると、ダメな状況に加速が付く【ダメスパイラル】と言うのはホントなかなか止めれられない。
 
(例)売上が下がる→お金が無い→設備投資出来ない→社員の士気が下がる→顧客がそれを感じ離れる→売上が下がる→広告が打てない→売上が下がる→以下繰り返し
 

 
でも逆の好調の【イイスパイラル】はどうかと言うと、「簡単に止まってしまうモノ」だから気が抜けない!
 
だからこそ好調期に「結果がよければ、今まで通りでOK」ってのはマズイと私は考えている。
 
 
私が常に意識している事。
 
『好調の時ほど、さらなる増加を狙え!』
 

言いかえれば
 

『好調の時ほど、次の手を早く打て!』

 
である。
 
 
これがどんなことか?

今日はそんなお話です。
 
 
***
 
 
前文で「ティアマットは現在好調である!」って書いたけど
私はここ数カ月の好調の理由を探るべく、色々と数字を見比べてみた。
 
現在私を含めると切り手(技術者)は5名、
数字が横這いな技術者も居れば微増している技術者もいる。
全体的になめすと大体105%くらいの伸び率だった。
 
個人売上の伸び率は105% ←ここがポイントになる。

そうこのティアマットの好調を支える数字は、実は個人個人の売り上げが117%伸びて、この結果になったのではないコトに注目しなければいけない。
 
つまり『新規や指名の決まっていないフリー客の増加が、今現在のティアマット好調の理由である』ということ。
 
 
顧客になっていない層の増加による売上増加。
 
これは顧客中心の接客業において、注目しなければいけない事の一つだ!
 

フリー客(新規客を含む)が増加する。
どこの店舗でも新規客は欲しいモノ、これ自体は非常に喜ばしい事である。
 
ただしこのフリー客が増えすぎてくると、『売上の予想が付きにくくなる』という弱点も同時に持っている事を覚えておかなければイケナイ。
 

と、いうのは
 
フリー客と言うのは、文字通りフリーであるお客様なので定着率が低く

複数の店舗を行き来している人も少なくなく、きっちり事前予約を決めて来てくれる人は、顧客よりも圧倒的に少ない。
 
その為、天候や交通状況、時節などの理由によって簡単にキャンセルされてしまう事が多いのだ。

さらに言うとホントに些細な理由(その日冷房がきき過ぎていた。など)で失客になってしまうケースも多々ある。
 

つまり【いま来てはくれているけど、アテにはし辛いお客様。】フリー客というのはそんな存在なのだ。
 
きっとこれは同業以外の人達も頷いてもらえる部分だと思う。
 
 
ただし、プロスポーツ(特に代表戦)を盛り上げる人達の大半がにわかファンなのと同じ様に、ここの層(フリー客)が増え、盛り上がり始めると【人気を加速させてくれるありがたい存在】なのも重要視しなければいけない。
 

・この層のお客様達をどう付き合っていくのか??
・にわかファンを顧客へと、どう進化させるのか?

 

ここが今回の【好調の時ほど次の手を早く打つ】ってポイントになる。
 
 

先日朝礼で『現在ティアマットの売上がなぜ好調なのか?』って言うお題の【次の手を打つミーティング】を行うように指示した。
 

翌週、早速上がってきた報告を聞く
 
・ポスティングの効果が出ているから
・ティアマッター(表に出している手書きのツイッター)で興味を持ってもらえている
・ネット予約の充実による当日予約の増加
・創業13年というのが浸透してきた安心感
・人数が(スタッフ数)が増えたことにより、当日予約の取りこぼしの減少
・ティアマット新聞やしおり(うちの販促アイテム)の配布
・年中無休(火曜日も営業)が浸透してきている。
 
 などなど
 
 
うん。
 
これは確かに何故好調か?っていうお題に沿ったミーティングをした結果だと思う。
 
 
だけど、この↑に上がった報告というのは
全て今までに私がヤレって指示したモノの結果が良かったって話だけでしかない。
 
つまりミーティングで出た話し合いは
 
【私が考えた作戦の結果報告】であり【私の作戦の成功例】を再確認しただけである。
 
これでは足りない!
これでは先の手を打つってコトにはならないのだ!!
 
言いたい事分かってくれるかしら?
 
 
ちなみに
・ホームページが少し古くなってきている気がする

・配布している新規客用クーポンとキャンペーンを連動出来たりしないか? 
 
っていう意見もちょろっと出たらしい。
 

であるなら、
・その打開策には○○という方法があり
・それをどこに依頼しないといけない。などなど

問題提起だけでなくう
『誰がいつまでに何をやるかを話し合べきだ!』
 
 
確かにそれなりの話し合いになったんだろうし、一人だけずっと喋っている訳ではなくそれなりの意見が出たっぽい。
 
でも上の報告だけで終ってしまったら、それは【次の手を打つミーティング】にはならないのだ!!
 

『問題点を上げる事だけでは、ミーティングは完結しないのだ』という事を覚えなければならない。


解決への道筋をキチンと考える事が大事なのだ。
 

 
「ここを指摘できるなんてスゴイ、自分って良く気が付く!」
【問題提起すればミーティングに参加してるという】考え方ではいつまでも下っ端だ。
 
指摘できるのは確かに偉い、何も言わないよりは遥かに良い
 
でもそこで思考が止まれば
何もしないのと一緒だ。ミーティングの意味がない!
 
 
私が皆にやって欲しいのは
 
こういった状況で、そういった(今は良い)結果が出ている今
それを踏まえて【次に何をするか?】を話し合って欲しいのだ!
 
つまり、

・今、せっかく好調なのだからこそ出来る事があるはず。
・現在、人員が足りてるからこそ出来る事があるはず。


 
結果が良いからって、今の状況を甘んじているようではイケナイ
 
じゃないと、せっかくこれだけの人数が集まった会議なのに
私一人で考えたコトさえ凌駕していないコトになっちゃう。
 
 
***
 
 
私は前回の↑ミーティングで上がった報告を貰った時に、瞬間的に【次の一手】がいくつか閃いた。
 
例えるなら、創業13年が安心に繋がるというなら

・もっと創業13年を前面に出したチラシを作って
・さらに地元に長く住んでいる人をターゲットにしたキャンペーンを組んで
・ポスティングや折り込みチラシを地元中心に行う。
 
これだって、↑に上がった結果の中から3つをくっ付けた【次の一手】になる。
 

また、スタッフ数が増えた事によって時間的に余裕があるのであれば
普段出来ない様な長いメニュー(超ゆったりトリートメントなど)をキャンペーンに打ちだしてみたってイイと思う。
 
今現在ティアマットには9個の脳があるのだから、ミーティングだって【次の一手】だって
単純に9倍濃い内容になる事を期待したい。
 
 
こうやって【次の一手】を考えて実行していくからこそ、お店が徐々に賑やかになり、【にわかファン】が増え。
 
皆がソレを意識しているから隙が減り
 
 
さらに「あ、ここって流行ってるんだ!」という認識をしてもらえて
 
「ちゃんと事前予約しないとイケナイ」って思ってもらえるようになり、
にわかファンが【堅い顧客】になってさらなる店舗の成長に繋がるんだと私は思う。
 

私はある程度、【人が人を呼ぶ】ってのは商売における鉄則だと思っているし
【お金のあるところにお金が集まる】ってのもなんとなく肌で感じてる。
 
 
『良い時ほど次の手を打つ』
 
 
イイスパイラルを続けるには、これっきゃないと思う。



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Posted by 仲野 蓮 - 2013.05.16,Thu
どの商売においてもピークタイム(混雑する時間帯)というのが存在する。
多くスタッフをかかえる店舗などは、そこに人数が揃うようにシフト調整しているのだと思う。
 
また逆に閑散とする時間帯も当然ながら存在するだろうし
その時間を使ってお昼を食べたり、普段出来ない様な事務作業をこなしているのだろう。
 
  コラム14:【暇な時ほど】よりを参照→
http://lenstly.blog.shinobi.jp/Entry/16/

 
私の経営する美容室ティアマットも、世の美容室と同じ様に土日は終日お客様の数が多く混雑しており
平日の昼間は、これもまた世の美容室と同様に、比較的閑散としている時間もあったりする。
 
 
ただ一般的なサロンとちょっと違うのが、ティアマットは東京赤坂という超オフィス街にあり
さらに駅の真上という立地条件もあってなのか、会社帰りに寄りやすい環境の為、
平日は夕方以降混みあうケースが非常に多い。
 
特に金曜日の夜というのは、平日の中でもぶっちぎりにその傾向が強く
その混雑模様は、土日の混雑を凌ぐほどの日もある。(夕方からなので時間は短い)
 
 
そんなワケでウィークデーは基本的に早番よりも遅番に人数が揃うようにシフト調整をしており
さらに年中無休の店舗な為、各自順繰り休みをずらして公休日を取ってもらっている。
 
ちなみに土日は全員早番出勤で、次いで混雑する金曜日は
混雑する夜に人数が揃うように早遅をシフトで調整し、夕方以降はほぼ全員出勤という体制を取ってる。
 
 
 
そんなティアマットのとある金曜日
 
私は社長業を午前中にしてきた関係で、文字通り社長出勤をしてきた。
 
その金曜日は普段以上に予約が夕方以降に集中しており、それとは逆に午前中から夕方にかけては、ほとんどお客様が居ない状況だった。(たまにそんな日もある)
 
その予約状況を見た私は、あちゃーって思いつつ、そんな空いている時間を皆がどう過ごしているかを観察してみた。
 
チケット類を裁断したり、各集計を纏めてグラフにしてみたりと、皆ある程度暇を持て余す事はなく、ダラダラ時間を過ごしているワケではなさそうだ。
 
だけどハッキリ言って、この時間帯において
お客様の数に対してこれだけの人数は必要のない状況。
 
 
特に午前中から午後の早い時間にかけては、丸々空いており
やろうと思えば大がかりな大掃除も出来そうな状況だった。
 
そこで管理職の人間達に聞いてみた。
 
私『今日はこんな予約状況だったけど、この空いてる時間は何やってたの?
 
「僕はホームページの作業をしてました」
 
 
『バカヤロウ!お前の話じゃあない!!!!』
 
 
ナゼ私は一喝したのか?
 
 
今日はそんなお話です。
 
 
 
やっぱり私は経営する者として、お客様の居ない状況というのは歓迎できるものでは到底ないけど
商売は常に大混雑しているばかりではないので、それはそれでしょうがないと思う。
 
問題はその空いてしまった時間に何をするかという事だ。
 
さらに言うと、個々が暇になった時の仕事ではなく
営業中に大きく時間が開いてしまいそうな時に、店舗として何をしようとしなければイケナイのか?っていう事だ。
 
 
以前暇だ暇だ言う人は、【仕事を探す能力がない】と書いたが
ティアマット一家の連中は手前味噌で恐縮だが、私が知る他の美容師達より時間の使い方が長けていて
 
比較的手の空いている人間も、それなりに自分に課せられた宿題や作業を行っており
暇な時間を上手に使っている事は間違いない。
 
私の言う【仕事を探す能力のある人間達】だ
 
だが、私が今回言いたい事は
個々が手の空いている時間に手掛ける作業とは別に
店舗自体に大きく空き時間が出来た時、管理職の人間はどういう仕事をさせないといけないか?と言う事。
 
つまりまったくお客様が居ない時間が長時間あり、さらにすぐ係らなければイケナイ仕事のない人間が複数いるってことは
 
人数と時間をかけてやらなければ出来ない作業が可能ってことだ。
 
例えるなら店舗を離れなければいけないポスティング。(チラシは大量に完成している)
椅子やワゴンを撤去しなければできない床のワックスがけ(出来るだけ毎月ヤレと指示してある)
モデルの必要な新人アシスタントのシャンプーレッスン(営業中であっても、チャンスがあればやらせるように指導してある)
 
 
管理職の人間達を集めて
 

『お前達なにやってんの?』
 
 
すると、焦った彼らはうち2人は
 
「今から△△さん(新人アシスタント)を連れて撮影に行ってきます」
「○○さん(別のアシスタント)を連れてポスティングに行ってきます。」
 
 
ちなみにその日は雨の降りそうな天気で、外の撮影には全く向かない。
そこを指摘すると、そうですよねと元の作業に戻る。
 
当然私はそんな、その場凌ぎの意見など欲しいワケではない。
 
そしてポスティングに行こうとした別の管理職の技術者に、当日予約が入ってしまい、ポスティングは別の人間に行かせる事になった。
 
それだって、一時間前二時間前に気が付いて行っていればよゆーでこなせた仕事だったに違いない。
 
 
私以外の管理職の人間達は、ナゼこういう指示が出来なかったのか?
 
こういうのは下の人間からは絶対に進言しにくい。
そりゃーそうだろう、一年目の子が上の人間に
 
「今暇なので、シャンプーレッスンしてもいいですか?」
 

 
「お客様居全然来ないので、大掃除しましょう」
 
などど、言えるわけがない。
 
それはやっぱり上の人間が進言してあげなければならない!
 
 
 
上の人間達は、下の人間よりも沢山の仕事をこなせるから、そういった役職を貰っている。
 
当たり前だが、下の人間が出来ない作業をより多くやる義務がある。
だがそれ以上に、下の人間に(自分より仕事を探す能力が低い)指示指導する義務がある。
 
「自分はコレコレやっていたから、暇じゃなかった。」
「蓮さんに頼まれた○○をやりに、外に行ってました。」
 
私はそんな報告が欲しいんじゃない。
 
 
 
仮に朝イチで出勤してきたアシスタントが、
 
「あれ?今日は午前中予約のお客様がゼロだ。まいったなぁ何しようかなぁ」
 
そう思ったとする。
 

暇な空気はマイナスなスパイラルを生む。これは皆肌で感じているだろう。
そんな時先輩技術者がこう言ったとする
 
『今日は午前中暇だね。もし12時過ぎて遅番の人間が出勤してくるまで予約が入らなかったら床のワックスがけしようか?』
 
この言葉で12時から始まる作業の予定が立つワケだ。
もし途中で電話が鳴り当日予約が入れば、もちろんそれはそれに越した事はないだろう。
 

もしかしたらワックスがけをしている最中に、飛び込みのお客様が来店されちゃうかもしれない。
 
だけど、「すみません今ワックスがけの途中なんです、○○時からでも宜しいでしょうか?」
もしくは「申し訳ありません今すぐですと、ちょっとワックスの匂いがしますけど宜しいでしょうか?」
 
こういう風に言われたお客様も、仮に次回に持ち越しになってしまったとしても
「このお店はこうやって大掃除してるのね。」って施術は出来なくともマイナス過ぎるイメージは持たないと思う。むしろプラスに働くって私は考える。
 
 
こうやって、ただ時間を空けて予定のない時間をぼんやり作るなら
何か目的をなんとなくで良いから作っておくほうが、暇な時間が長くても精神的には健全でいられるはず。
 
さらに仕事をまだ探す能力の低い新人達の、
 
「うわー今日暇でやる事ねーよ。」っていう、負の感情も防げる。
 
だって仕事って探せばいくらでもあるもんなんだから。
 
 
これは絶対に上の人間が提示しなければイケナイ事だろう。
 
 
 
もし現場の上の人間で判断つかない様な事をやらせようと思って、私(社長)に電話なりで相談してくれたとしよう
 
仮にとんでもない発案だったとしても、私はそれを怒鳴りつけたりするはずない。
 
そこはドンドンやってもらいたい所である。
 
 
そういった人間に私は役職についてもらたいし、その意見を尊重していくのだと思う。
 
 
確かに大きく時間がかかる作業や、人数の必要な作業を営業時間中に提案するのは勇気がいる事かもしれない。
 
でも暇な時間と人材をどーーんって作っちゃうよりは、いっそのこと営業を止めてやっちゃった方が良い事もあると私は思う。
 
 
こうすれば残業だって減るんじゃないかな?
 
 
今日はこんなお話でした。



拍手[14回]

Posted by 仲野 蓮 - 2012.12.13,Thu
先月某ビジネス誌の取材を受けた話は、本家社長ぶろぐにの方に書きましたが
 
実は「なんで自分にスポットが当たったのか?」ってのがちょっと気になっていた。
 
       社長ぶろぐ281:【ナイスマッチング】
        
http://tiamatblog.blog35.fc2.com/blog-entry-397.html


ティアマットという美容院は、確かに赤坂ではそれなりに有名かもしれないが、全国区のチェーン店ってワケではないし、私自身だって別に世襲とかタレントとかじゃないし、カリスマ美容師だったワケではない。
 
もちろん向こうからしてもそれなりの本に仕上げていくにあたって、決して誰でもよかったってワケではないだろうし
「なぜその話をいただけたか?」という理由を担当の記者さんに聞いたところ、このコラムと社長ぶろぐがきっかけだったらしい。
 
コラム等を読んでみたら、わたくし仲野蓮という人物像と仕事にかける姿勢に興味が沸いたとのことでした。
 
 
 
私に興味を持って記事にしたいって思っていただけたって事は、
きっと【仲野蓮にだから聞いてみたい事】があったのだろうと考えたので、少し自分の魅力について考えてみようと思ったのだ。
 

【自分が他人からどう見えるか?】というのは皆気になるはず。
 

もちろん私もこういう業界で勝負している以上、ある程度は把握している部分もあって
それを武器にしたり誇張したりして生きている。
 
 
ただ具体的に【自分の仕事における魅力】というのを人に聞いたことはない。そこで思い切って社員や親しい友人やお客様に聞いてみた。(自分の魅力を人に聞くのは恥ずかしいネw)
 
すると、圧倒的に多かったのが【会話の巧さ】
次に【接客】【考えがぶれない】って結果だった。
 
 
なるほど、「会話かー」って思ったけど
私自身が自分で会話が上手って思ったことはない。
ただ、ほとんど全員がそういうんだから、きっとそうなのでしょう。
 
接客が上手だと言われる。
会話と接客が密接してるのは言うまでもない。
 

【私の会話の良さ】はどこから来るんだろう?
 
 
今日はそんなお話です。
 
 
 
人は無人島で生きていないかぎり、必ず誰かと依存しあって生きている。
そのコミュニケーションの大部分を占めるのが会話である。
 
相手との距離感を測り、喧嘩したい場合以外はお互いに不快感を与えない様に言葉を選ぶのが普通だ。
 
たまにそれを読み違えている人間もいるが、当然そういう類のヤツは好かれない。
 
 
私達接客業では、不快感を与えないということは大前提であり、さらに好感をもたれるような会話運びを求められる。
 
ある程度は自分を御する部分も出てくるし、顔色を窺う事も必要だ。
ただそれが過ぎると逆にマイナスに働いてくる事も事実で
 
過剰にへりくだったり慇懃な接客を受けると、私は自分が接客業だからかもだけど、
そういう接客は特に気分が悪くその人からは買いたくなくなる。
 
接客業に携わる人間でなくとも、「本気でそう思ってないでしょお前」って感じる時もあるでしょう?
 
 
じゃあ 【自分がどう会話しているか?】 をちょっと掘り下げてみよう。
 
 
ご存じの通り私は施術中けっこう話をします。
実際にお客様達が別の人間に私を紹介する時に【よく喋る人】と紹介される事が多くらいだ。
 
ただ印象としてはそうかもなんだけど、入店されてから会計に至るまでを一つの流れとしてよーーく観察してみると、実はお客様が喋っている時間のが長かったりする。これは案外みんな気がつかない事だ。
 
 
いらっしゃいませからカウセリング、施術そして会計までの流れの中で私が意識しているのは、
 
とっかかりの話題を振るのと、会話を移動させていくのは自分からするってことと、
カラーリングの待ち時間とかで、一度その場所を離れて戻って来た時は、あまり自分から話題を振らないようにしている事。(寝ている場合もあるし、雑誌とか携帯などを見ている事も多い為。)
 
もちろんその時に(戻った時)にお客様が読んでいた雑誌を置いたり、こちらの様子を窺っている時は最初に席に着いた時の様に、こちらから会話のとっかかりを作るようにしている。
 
 
会話で始まり、途中は一人のゆっくり流れる時間を作ってもらいつつ、最後は会話の延長に会計と「ありがとうございました」がくるように心がけている。
 
そういう細かいのはここでは書ききれないくらいあると思う。
 
そして全部が全部ハマっていて完璧じゃないかもしれないけど、ある程度自然に出来ているから支持されてるんだとも思うんだ。
 
 
いつだったかコラムでも書いた事があるけど、『気遣っている様に見せては本当の意味での気遣いにならない』って私は思っている。
 
接客における会話のコツってそこなんじゃないかなーって私は思う。
 
 
 
そしてもう一つ。
 
これは社員に指摘されて初めて自覚した事なんだけど
私は【好きと嫌いの主張が一貫している】らしい。
そしてそれがあまり【ぶれない】そうだ。
 
 
なるほど確かに私は『なんとなく好き』とか『なんとなく嫌い』って言う事は少ない。
 
『○○だから好き』『××のここが嫌い』などなど
好きにも嫌いにも明確な理由を付けて話す事が多い。
 
なので『なんとなく好き』とは言わないけど、『なんとなくタイプだから好き』ってのはあるワケだ。
 
 
 
改めて人から言われてみて初めて意識した事だけど、確かに私はいつもこういうモノの語り方をしてる。
 
そしてその主張はあまりぶれる事が少ない。
 
こういう語り口だから、比較的自分の趣味と合わない人ともその会話が出来るんじゃないかって思うんだ。
 
 
「○○ラーメンってまずいよね!」という意見に対して
『いやうまいよ!!』 じゃ話にならない。そして会話になっていない
 
これだとお互いの一方的な感情の押しつけである。
 
 
「○○ラーメンのスープが好きになれないなぁ」って言う人がいて
『いやぁ私は気にならないかな、それよりチャーシューが美味しいよ』
 
って言う話になれば、この二人の味の好みは合わないかもしれないけど、○○ラーメンの話題って事で会話が成立している。
 
あんまりうんちく語っちゃうのは逆に鬱陶しいけど、ただ好きや嫌いって主張しているよりは前向きな会話に思える。
 
 
××が嫌いって言う人と、それが好きな人では基本的に意見が食い違って当然。
 
だけど理由が明確であれば、喧嘩しようと思わないかぎり険悪にはならない。
だってお互いの一票一票でイーブンだもんね。
 
 
もちろん「生理的に嫌い」とか「雰囲気が好き」っていう直感的な感情も表現するし、それだって間違ってはいない事は分かってるつもり。
 

『だって好きなんだもんテヘ><』 ってのも時にはアリ。
 

第一印象って大事よね。
 
 
***
 
 
ティアマットでは採用にあたり、一次二次面接を行っておりますが
その際に簡単な筆記テストも受けてもらってる。
 
それはその人が、その設問に対してどう答えるかなーってのが主旨で
別にテストの成績が合否に関係している訳ではない。
 
 
そしてその設問の一つに、【接客業において、会話で注意が必要と思えるモノを3つ上げよ】というのがある。
 
もちろんこれには絶対的なアンサーは無いと思うし、人によっても異なるのは言うべくもない。
ただ、面接を受ける人間がどういう所に着目してるかなーってのが聞きたいわけだ。
 
 
『政治、宗教、人種』

 
これはかつて私が尊敬する上司に習った【会話に最も配慮しなければいけない話題】である。
 
そして私達の業界だけでなく、おそらく商売でなくとも会話に注意が必要な話題であろう。
 
それをキチンと念頭に置いたうえで、私はこの話題をよく会話に出す。(今日も12/16の総選挙と都知事選の話をお客様とさんざんしてたところだ)
 
タブーとなりがちな話題なのは重々承知しているけど、これがハマるとこれは強力なカードにもなる。それも間違いない事実だ
 
【何故これが好きか?】っていう軸をぶらさずキチンと説明出来る会話ならば
それはその人の明確な意思として、受け止めてもらえるハズ。
 
 
例えば自分の支持する政党があったとして、それを不支持なお客様との会話だったとしても
お互いに「にっぽんを良くしていってほしい」という想いでそれぞれの政党しているのだから、そこで議論にはなっても喧嘩別れはしない。
 
だって、お互いににっぽんが好きなんだから。
 
 
当然ティアマット規模の美容院であれば、自分以外のお客様も沢山いることも多い。
 
その場合であれば、私は【そのフロア全員に聞こえても大丈夫なように】と、きわどい会話であっても確信のある事を話すように心がけてたりする。
(実は笑い話などはフロア中の人間を笑わそうと密かに思ってるw)
 
私には【ぶれない好き、もしくは嫌いっていう想いと理由がある。】
そしてそれを人に説明出来ている自信があるから、自然と言えてるのだろう。
 
 
ただしここで注意している事が一点だけある。

 
【相手が支持するものを卑下しない事】

 
これだけは必ず守るようにしている。
 
相手の好きを絶対に貶めてはいけない。
それは相手にも自分と同じように【ぶれない好き】があるのだから。
 
政党だけじゃなく、宗教だって好きなプロ野球球団に至ったってそうと思う。
 
 
***
 
 
おそらくうちのティアマット一家の連中は、私の好き嫌いを理解している。
完璧に答えられはしないだろうけど、おそらく他の誰よりは私の事に詳しいはずである。
 
もちろん皆が私が支持するものを支持はしていないだろうし、私が嫌いなモノを好きな社員も当然ながらいるだろう。
 
けど、その理由と意味が分かるからイチ社長の意見として受け止めて貰えているんだと思う。
 
 
そしてこれは私の経営理念にも言える事で、経営方針も基本的にぶれない好きがある。
 
しかし会社を経営していくにあたって、その方針が変わっていく事も当然ながら出てくる。
その時には必ず。『これこれこういう理由で方向を修正することにしました。』と全員が納得いくまで説明するように心がけてる。
 
だから「安心して付いていける」と、ティアマット一家の連中には言ってもらえるんだろう。
 
 
友達や家族規模であれば、なんとなく好きで良いのかもしれないが
組織や不特定多数の人と会話をするのであれば、自分なりの意味と理由がある方が説得力もあり、また意見の違う人であっても逃げずにコミュニケーションを取れるのではないのだろうか?
 
 
【嫌いには理由をつける。なんとなく好きとは言わない】
 
 
どうだろうか?



拍手[15回]

Posted by 仲野 蓮 - 2012.10.10,Wed
先月の九月、ティアマットは9月の歴代売上と接客人数を共に大幅に更新しました。
 
さらに9月における営業日一日の売上、接客人数も同時に更新することが出来た。
 
急に人員が増えたり減ったりしたわけではない状況下で、記録を塗り替えるというのはやはり嬉しい。
 
経営者として、皆良く頑張ったなーって労を労いたくなる瞬間である。
 
 
私達の業種はよっぽどの事が無ければ、売上は急に伸びたりしない。
 
特に開店後5年以上経過した店舗の伸び率は、徐々にであることが普通だ。
だけど下がる時は一瞬だから気が抜けない。
 
どちらかと言えば、円熟期を迎えると徐々に下降傾向になる店舗が多い現状で
そんな中13年目にしての、月間レコードは嬉しい。
 
 
しかし今回の月間レコード、急に出たのではないと痛感する。
上昇するにも下降するにも理由は存在するのだ。
 
 
今日はそんなお話です。
 

***
 

私達美容に携わる者達は、【美容技術を磨き、さりげない気配りな接客】が出来るようになる為に、ずーっと切磋琢磨していかなきゃいけない。
 
まず今すべきは勉強。技術と接客を学ばなくてはならない。
もちろん一流の技術者を目指すってのは大前提ではある。
 
が、それと同時に
私は美容師という職業のピークというのがとても気になっており、
いつかは美容師と、それ以外の仕事も同時にこなせるようになってもらいたい。
もっと言っちゃえば、美容技術しかない社会人になってほしくない。
 
と、いう想いがある。
 
だからティアマット一家の連中には、それだけに(美容師)ならないように
美容業務以外の仕事も覚えてもらい、それに伴い様々なポジションを与えている。
 
***
 
例えば、ティアマットには今二つの部署が存在していて
一つは【社内の管理】、もう一つは【社員の管理】
 
もっと砕いて言うなら、シフトや日程チラシ制作など動かないもの担当と
技術指導をはじめとした人材(動くもの)担当の2つだ。
 
 
元々これは私一人でやっていた仕事だが
会社が成長するに伴い、一人サポートに入ってもらうようになり、
去年その者が卒業したので、そのポジションを二つに分けて今の形になった。
 
現在は管理する人間が1人ずついて
さらにその二人には、またその下に一人ずつ配置してある。
 
つまり、元々が一人でやっていたポジションを4人でやってもらう形になったのが今の状態なワケだ。
 
 
 
政治の世界では総裁がいて、その下に幹事長がいるように
組織にはトップがいて、その下にナンバー2なり3なりが存在し、各部署が成り立っているのが一般的だ。
 
会社だけでなくあらゆる組織には、それぞれ自分のポジションにおいて
皆各自そこでみあった役割をこなすことになるのだが

出来る人間はそれを色々と兼任する事になる。

 
出来る人間は確かに一つどころか、2つも3つも兼任してこなせる。
さらに自分の下に着く人間にも的確な指導が出来るものだ。
 
しかし残念ながら人の能力は平等ではなく、出来る人間とそうでない人間もいる。
 
人には絶対に能力の差はある。
 
次いで言うと、誰でも【人より優れた部分は持っている】というのも私は信じていない。

 
須らく平均以上でどの分野でも比較的優秀な社員もいれば
【人並み以上の部分を探す方が大変な人材もいる。】これが現実だ。
 
確かにその人の中では得意なジャンルのモノなのかもしれないが
優れた人間は、それすらも軽くこなせてしまったりもするワケだ。
 
 
ところで、私は【やれば出来る】って言葉が好きではない。
もちろん【やればできる道を示す】ことは大事だと思う。
 
でもこれを翳して今やらない事の理由にはならないし
やらないから出来ないんだと思うし、出来ないことのイイワケは意味がない。
だから早く出来るように努力すべきである。
 
 
優秀な人間は文字通り優れていて秀でてる。
そこを目指すべきではあると思う。
 
『ではその優秀な人に色々任せれば良いのか?』と言えばそうではない
 
 
よく商売の中でいわれることだけど
【大口の顧客を優先させすぎるな】というのがある。
 
これはその大口の顧客ばかりに頼っていると、もしそれが無くなってしまった時の損失が大きく補填できなくなる。
 
他にも理由はあると思うけど、これは大いに頷けるところだ。
 
 
これはなにも顧客だけに言えることではない。
どんな組織の人事にも言えることだと私は思う。
 
いくら優秀な人材がいるからといって、その社員になにもかもを任せてはいけない。
 
それと同時に逆に出来ない社員だからと言って、何も任せないのは良くない。
 
これも言えるのだと思う。

 
***

 
上に書いたように、ティアマットでも各自それぞれポジションを持ってもらってますが
ハッキリ言って、私の目から見て【人より優れた出来る人材】ってのは残念ながら少ない。
 
しかし総合的にみると、手前味噌だがティアマットにおける技術接客サービスと教育はなかなかの水準だ。
 
また、チラシやポップ販売促進のアイテムやキャンペーンの運営。
これらを使った戦略を纏めると、私が以前勤めていた大型店よりもよっぽど優秀だと自信を持って言える。
 
 
これは一人に色々任せきってお願いしていないからだとも思うんだ。

 
もちろん一人で何もかもが出来るような人材がいれば言うことはないのかもだが、今現在結果としてユニット体制がうまく機能している。
 
 
例えばチラシを作る際、アイデアはアシスタントのA、デザインはB
そして制作するのは技術者のC。
 
例えば技術マニュアルを作成する際、企画は私で
実際に纏めて作成と実践指導するのは、技術指導担当のDとE
 
これが今のところ上手く噛み合っているだと思うのだ。
 
 
 
よく右腕になるような【ナンバー2】を付けることが大事って聞く
その通りだと私も思う。
 
もちろん出来るナンバー2がいて、優れたナンバー3がいるに越したことないけど
全員がスタープレーヤーじゃない。
 

そこで考えた、
皆で一つのポジションを支えるのだってアリだろう?
 
そのナンバー2だけでなく、各様々なポジションは
なにも一人でこなさなくとも良いんじゃないか?って私は思うのだ。
 
 
出来る人がいるなら任せていいと思うし、もちろんそのポジションを貰ったことによって、活躍する人もいるだろう。
 
ただもう一つの方法として、不安な人材にあえてそのポジションを与えてしまうよりも、
そのポジションを数人で作っても良いんじゃないか?
 
そんな風に考えるのだ。
 
 
 
ちょっと話は反れちゃうけど、
私はどちらかと言えば、トップダウンの考え方を強く持っていたのだが
よくよく思い出してみれば、自分がまだ若かりしの頃はボトムアップ方式こそが正しいと思っていた。
 
これについてはどちらかが正しいという議論はないのだと思う。
 
ただ、そのナンバー2なりナンバー3なりが絶対的だ!!
ってもしその下が感じるような状況はアウトだと私は思う。
 
だってその上のトップは他のメンバー達に、そのナンバー2や3を目指してほしいワケじゃないからね。
 
もっと上を目指してほしいって、トップは当然そう考えているよ。

 
これは確実に伝えておきたい。
 
 
***
 
 
実際にユニット制を導入して、各要職を纏めるようになって
1人で各ポジションを任せていた時より、はるかに多くの量が素早くこなせるようになった。
 
しかし続けてみるとそれはそれで問題点も見えてくる。
 
どうしても関わる人間が多くなってくると、誰の責任において進んでるのかが曖昧になり
小回りが利きづらく軌道修正がしにくくなる事態も出たりして、なかなかうまくいかんなーって思う事も出てきたのだ。
 
そこで私は二人のリーダーについてちょっと考える事にした。
 
 
自分(社長)が出した指令に対して、
 
リーダFは『明日出来ることは今日やらない』タイプ
リーダGは『頼まれたらすぐ係るが、途中で忘れる』そんなタイプ
 
そこで、私は自分とリーダの間に一人【伝達係】を入れてみようかと閃いた。
すると、二人とも私が直接催促するより早く意欲的に仕事をこなすようになったのだ。
 
 
なるほどなーって、その時思ったのだった。
 
 
『適材適所

 
一言で言ってしまえばそうなってしまうけど、一つのポジションは一人のモノではない
ってそう考えると案外うまく機能する。
 
そしてその間には伝達係の様なポジションの人間がいると、連絡や関係がスムーズに行くと思う。
 
 
***
 
 
以前自分がとある社員の事でちょっと落ち込んでいた時に
私の恩師の一人でもある、赤坂の料亭の大女将にその時言われた事がある。


「みんなあんたみたいじゃないんからね。だからあんたがトップなのよ」

この言葉はその時かなり染みた。
 
 
なんでも自分(トップ)の考えている事を汲んで、それ以上に率先してくれるような優秀な人材ばかり求めちゃいけない。
 
その通りだと思う。
 
 
ティアマット一家の連中は、よくまぁこんな経営者の気持ちを汲んでくれるなー、付いてきてくれるなーってくらい気がきくが
 
最初からそうだったワケではないのだ。
 
 
毎年新卒や中途が入ってきますが、あまりにもの出来無さに驚かされる時も多い。
 
今まで中途で入ってきた連中を思い返してみると
どちらかと言えば、いまどきのイマドキの若者で
 
技術も知識もうすーい奴らがほとんど。
『本当に経験者か?』って思っちゃうようなヤツも少なからず居た。
 
そして最近の新卒の社員の【ゆとり】っぷりには毎年驚かされたりもする。
 
 
ただしそれは逆を返すと、【うちの連中が普通に出来ている事が出来ない】からそう感じるのだろう。
 
だからなのか、一年も経過すると立派な【ティアマット顔】してやがるんだ。
 
 
そうやって、私も感心するくらいの気遣いが出来るようになってくるのは
一言で言うと、【ティアマットという環境】なんだろうと思う。
 
皆が普通にやっている事。それがどんなにレベルが高くても
皆が普通に出来ている事は、その会社の常識となる。
 
大事なのは楽な方に流れない事流さない事。
 
それが今のティアマット一家の良さであり武器なんだと私は思う。
 
 
***

 
【一つのポジションを、なにも一人の人間に任せなくてもいい】という前提において
 
もし人が足らずポジションが余ってしまうなら、いっそのことそのポジション自体を無くしてしまったらどうか?
 
無くすことが難しいなら、そのフィールド自体を狭くしてみたら良いのではないか?
何も無理してまで大きなグラウンドで勝負しなくてもイイハズだ
 
人数が足りないなら外野まで作らずに、内野だけでゲームしたってイイハズ。
逆に一人でそのポジションが守れないなら、2人3人で守ったっていいじゃないか!
 
 
『取るのだけは人並みに出来る人』と、『投げるのがかろうじて得意な人』がいればそのポジションは埋まるのだ!

 

これは単純に私が野球好きだから、野球を引用したけど
こういう事だと私は思う。
 
 
これが今私が考える適材適所。
 

 
どうだろうか?



 

拍手[8回]

Posted by 仲野 蓮 - 2012.07.09,Mon
私は有限会社ティアマットの社長です。
と、同時に技術者でもあり社員達の指導者でもあります。
 
6/20でなんと干支が一回り!
13年目を迎えたティアマット。
 
今日はなんとか12周年を迎えれたティアマットという会社の経営者として
独立開業について私が思うことを、初めてコラムに書きたいと思う。
 
 
***
 
 
10周年を迎えた時に、以前はお付き合いがあって今は残念ながら縁の切れちゃった人達に、10周年報告ハガキを出しました。
 
それをみて連絡くれた人達も沢山いて
継続するって大事な事だなーって思ったりした。
 
 
「あっという間に10年経っちゃったでしょ?」
 
なんて事も沢山言われたりしました。
まぁなんと言うか、確かに本当にあっという間の10年でした。
 
けど、
 
「一年として同じ年は無かった。そして同じ毎日は無かった。」
 
そう感じている私は確かにいるし、決して楽な12年じゃなかった。
常に戦ってきた12年だったと私は感じてる。
 
 
 
一日一日は決して短くは無いんだけど
これが一カ月単位で捉えると、ぴゅーって過ぎちゃっている感じだ。
この感覚分かってくれる人もいるんじゃないかなぁ。って思う
 
 
なんと言っても常に様々な支払日がやってくる気がして
毎月頭を悩ませるのであるw(経営者はきっと皆ソウダヨネ!)
 
とまぁそんな私ですが、駆け抜ける日々の中でも常に色々と考えます。
 
 
本を買いに行っても自分の本を探す前に、お客様に喜ばれそうな雑誌を探すし。
 
旅行に行った時だって、その地方での流行りや金額をチェックしつつ
お土産を見ながらディスプレイ出来そうなモノはないかなー
って目を光らせている。
 
 
また気になる物件を見つければ、都内であってもなくても
管理会社に連絡して入居条件を聞き出す。
 
もしここに店舗を出すのだったら、どういう風にしようか?
どういう商売が出来るか?また資金はどれくらい必要だろうか??
 
こういった事はいーっつも考えている。(毎日じゃないけどナ)
 
 
 
色んな事を思い想い、趣味や遊びの事もたっくさん考えるけど
やっぱりどうしても最終的には、会社と社員の事が絡んできちゃう事が多い。
 
でもこれがきっと独立開業するって事なんだなーって思う。
 
 
 
毎日毎日同じ仕事だなーって思っちゃう人は独立には向かない。
この時間まで仕事すれば帰宅出来るって、
そんな風に仕事をこなしている人も、やっぱり開業には向かないと思う。
 
 
朝起きて会社に向かう。
赤坂の街はいつもと同じ光景だ、だけど自分の会社の前は別。
 
あ、「ティアマットの看板の位置がちょっと後ろへずれてるゾ。」
そんな小さな事が気になって直す。
 
自分の会社が風景になってきてしまった経営者は必ず停滞する。
 
 
 
赤坂という街には
と、言うか都内都心部にはやはり同業者の店舗は多い。
 
実際にお互いのお店を行き来しているお客さまもいるし
それはライバルといえば確かにそうなんだけど
 
 
前々から言ってますが、
8割近くを従業員2人以下のサロンが占めるのがこの美容業界。
 
そういう現状を踏まえて考えると、人口と店舗のキャパから考えて
一部特殊なエリアを除き【お客様の数はシェア】出来るはず。
 
これが私の業界経営理論の根底にあって、それなりに人気店舗は出てくるだろうけど、あまり他所の店舗は気にならない私がいます。
 
 
そうは言っても同じ街に、新しく美容院が出来ればそれは気になるし
ライバルは増えてほしくない!っていう気持ちも勿論皆無ではない。
 
ただ、それは私が出店したときだって周りの美容院達は考えただろうし
お互い切磋琢磨してよりよい業界にしていけばよいのだと思う。
 
 
 
一時美容師ブームが起こったとき、原宿青山辺りで美容院が乱立する時代があった。
 
今ではそれはすっかり寂れて、と言うかブーム以前の状態に戻りましたが
 
私達の業界はラーメン街みたいな状況は成立しにくい。
それはラーメンみたく毎日通える商品じゃないからだ。
 
 
上にも少し書きましたが、そうやって同じ業種がギュギュギュって固まって商売することによって
良い切磋琢磨な相乗効果が生まれ、レベルの高い店舗が立ち並ぶ良い面もあるけど
中には少しでも集客のためにって、コストを減らし安売りを始めたり。
 
悪い意味で足を引っ張り合ったりするケースも少なからず生まれてくる。
 
 
ちょっとだけ話がそれるけど、
 
集客に焦ってトンデモナイ割引を始め、そのまま廃業してしまう店舗も出てきたりする。
これだけは本当にカンベンしてもらいたい。
 
 
そのサービスでそのエリアの消費者に、その価格の印象付けたりされてしまうと、
仮にその店舗がソッコー潰れたとしても、その影響は適正価格で運営している店舗にも悪影響を与えるてしまうのだ。
 
 
私は集客のために安売りを始めた店舗は、どの業種であれ必ず衰退していくものだと思っている。
 
 
もちろん100円ショップとか1000円カットのことはこれに当てはまらない。これは元々がこの価格であって、その会社の適正価格だからだ。
 
私が言いたいのは、必要以上の割引をし始めた店舗のことだ!
 
市場を崩すような割引価格設定は是非ともやめてほしいものである。
 
 
 
適正な距離、適正な価格。
 
自分達だけが目立てばいい、儲かればいい。
ってそういう風に考えなければ、私は多少ライバル店が多くともお互いにやっていけると思うんだ。
 
 
 
 
開業した人はその瞬間から常にストレスと戦い、支払いの日程に頭を悩ますことになる。
 
独立開業するまでは夢の実現への階段を上る毎日だったけど
これからは社会の常識という現実の中を泳いでいかなければならない。
そしてそれを引退するまでずーーーっと続けていかなければならない。
 
 
今の時代を鑑みて、
私はこの業種での独立開業をあまり勧めない。
 
でもそこへ身を置いたのは自分の意思な訳で誰のセイでもない。
それに対してイイワケなんかしちゃいけない!
 
 
自分の会社にどんなに親身になってくれる人がいたとしても、
責任を取るのはもちろん自分だし、景気が悪くなった時に
一番最初にカットしなきゃいけないのは自分の報酬だ。
 
人が足りなくなった時に、時間を無視して働かなきゃいけないのも、当然のことながら自分である。
 
 
それができない、考えれないような頭なら開業などするべきではないし
今すぐその会社を誰かに売るなり譲るなりしたようがいいでしょう。
 
 
 
今年で12周年を迎えた私の会社は、ここまで来てやっと
周りから頑張ったねーって言われるようになってきました。
 
 
自分で自分のことをこう言うのもアレですが、
平均的な美容師の男性として、今までの私を客観的に振り返ってみると
なんともまぁ、よくあんなんでやってこれたなぁって心から思う。
 
ハッキリ言って、ここまで一応の成功を収めてきてのはマグレな部分も多い!
 
でも運で膨らんだだけの要素も多かったけど、私はその中身を必死で詰め続けた12年だったとも思う。(今も詰めてるけどね)
 
やりぬく覚悟だけで乗り切ってきた部分もありまくる。
 
 
 
最初の13坪の小さな小さな店からコツコツ成長して今に至ります。
 
 
店舗も倍以上に広くなり社員もお客様も増えました。 
取り引きする業者や人間も増えました。
 
自分に寄せられる期待もずいぶん増えたと思う。
きっとこれが会社が成長するってことなんだと思う。
 
 
 
開業する人間に対して、人は応援半分疑問半分で接してくる。
それによって益が得られるかもと期待してくる人も現れる。
 
 
【成功するまでやれば成功する】と、私は常々口にするが

もう一つ大事な事は「辞めない事」
 
自分が辞めると言う事はすなわち会社を辞めると言う事。
今まで頑張ってきたものが全部ぱーだ。
 
 
それをみた周りの人は必ず『やっぱりね』って言ってくる
 
そんなの言わせたくないじゃないか。悔しいよね。
 
継続は力なりとはよく言ったもんで、
何年も頑張っていると、「ほー思ったよりやるじゃないか」って
そんな評価に代わってくる。
 
 
でもどんなに頑張っていても途中で辞めちゃうと、
『やっぱりね』って言われちゃうんだ。
 
 
 
私は最近こんな言葉を人からもらい大事にしてます。
 
『良い時は奢らず、悪い時は不貞腐れず。』
 

自分の景気が良い時は、手を貸してくれる人や親身になってくれる人が沢山現れるでしょう。
 
でもその人達も自分に見込がないと思えば、ササっと手を引きます。
 
不貞腐れている人に手を貸そうなんて人は普通はいません。
奢っている人に親身になれる人もそうは居ないでしょう。
 
 
 
調子のいい時に足元を救われないよう、騙されないよう
調子の悪い時に信頼をなくさないよう、ダメスパイラルに陥らないよう。
 
決めるのは自分だし責任をとるのも自分。
経営者は確かに孤独だけど孤高であるべきだと、私は考える。
 

 
 
一度開業したら、今まで10年じゃなくこの先も10年
そのまた先の10年と自分が引退する日まで、責任もって続けなきゃならん。
私もまだまだ到達してないし、距離もある。
 
 
でも続けていればその時はいつか必ずやってくる。
 
その時がきたらやっと『お疲れ様』って言ってもらえる。
 
その日が来たら私はきっと泣くと思う。
 
 
そしたら自分に「おめでとう」と言って今までの我慢を全部許してあげよう。
 
 
その日は必ず来る。ハズ
 
 
だから私は今を思いっきり生きようと思うんだ!
 
 
 
成功するまでやれば必ず成功するのだ!! 

 
 
 
ガッツだぜ!!
 
 
 
 

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HN:
仲野 蓮
性別:
非公開
職業:
美容室経営
自己紹介:
千代田線赤坂駅徒歩0分の
美容室ティアマットの社長であり、
髪職人でもある仲野蓮が
美容業界の事を掘り下げて語ります。

どの商売でも起こりうる問題点に、
真正面から取り組みます。

開業運営メール相談も受けますので
お気軽にどうぞ。

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